12/9 【J】 縄文ライト勢(有史以前の歴史が好き) -10日目
タイトル写真は土偶古墳ステテコ。
実は縄文ファンである…というか、縄文時代に限らずまだ日本国内に政府ができていない頃の、有史以前の歴史に興味がある。
ただ、そうは言ってもしっかり研究をしているわけではなく、たまに博物館で面白そうな展示があれば訪れて図録を買ったり、遺跡を見学に行ったりする程度なので、趣味ともいえない「ライトなファン」といったところだ。
そんな有史以前のライトファンとして、Youtubeチャンネルの「週末縄文人」が熱い。
海外のチャンネルで、同じように道具を使わずに古代の生活を再現する動画はいくつかある(primitiveで検索すると出てくる)のだが、若干ガチすぎるので「週末だけ」という緩さが、見ていてとてもちょうどいい。
日本の古代史の勉強になる要素もあるし、サバイバルの要素もある。
尚且つこのチャンネルの特殊なところは、チャンネル主の縄さんと文さんのお二人がスーツを着たまま原始生活を体験していくところだった。
最初はピカピカスーツの人が火おこしをしたり、竪穴住居を作ったりすると言うシュールな映像が単に面白かったのだが、開設から3年を経て、スーツはボロッボロになってしまい、一番最近の動画では植物で1から服を作ろうとしている。学びがあって面白いのでチャンネル登録ぜひ。(PRではありません)
話を戻そう。
自分が縄文時代が好きかもしれない時がついたのは、小学校で竪穴式住居の見学に行った時だった。私は横浜の小学生だったので、小四か正午の頃に三殿台遺跡に見学に行き、初めて竪穴式住居の中に入った。
妙にしっくりくる…
他の子どもが「えーこんなところに住んでたの!?」と言う中、なぜか竪穴式住居が居心地よく感じていた。
その後、夏休みの宿題で歴史博物館に行った時に埴輪づくりのワークショップに参加した時も謎の懐かしさを感じたり、時は過ぎて20代の頃に世界遺産の大湯環状列石を1人で見に行った時にも、墓跡だったと言う石の跡を見て切ない気持ちになったり、子供が生まれてから地域でやっていた弓切り式の火おこしワークショップでは他の人が苦戦している中1人最速で火をつけてしまったり…
縄文の暮らしに関することになぜか馴染んでしまうのだった。
これはもしかすると前世が縄文人だった可能性もあると思う。
なにしろ縄文時代は1万年以上続いたと言われていて、実は古墳時代以降の全ての時代を合わせた長さの5倍くらいはあったという。
ちなみにこれは全くの余談だが、幽霊は大体400年前後で消えてしまうのではないかと言う話があるらしい。
というのも、古戦場跡(確か大坂夏の陣だった気がする)で出てくる幽霊の目撃情報が、戦後400年を経過してから急激に減ったんだそうだ。強い未練や怨念も400年程度で消えると言うことなのか、仏教などで言われているような死後の魂運用システムが働いた結果なのかは不明だが、なかなか興味深いと思ったものだった。
そんなわけで。
縄文、弥生、古墳くらいの時代の有史以前の歴史ものがライトに好きだ。
歴史が確定していないので、想像の余地がたくさんあるのが楽しいのもあると思う。出土した土器や埴輪、土偶の形は今でもハッとするような面白い形がたくさんある。
本能的に好きと言うこの感覚は、文字以前の文明の文化だからこそなのかもしれない。
と、なんだか真面目なことを言っているが、実はそんなに真面目でもない。
今年の夏はこちらのお店で土偶ステテコを買った。
ミーハーなのであった…まぁ、人生楽しければオッケーです。