舌活のススメ−乳児育児のスマホにご用心
皆様こんにちは。
「よだれがよくでる赤ちゃんは元気な証拠」って、おばあちゃま世代がよく仰っていませんでした?専門家ではありませんが、数年前から唾液の効能をよく耳にしていました。消化のためはもちろん、免疫力向上の面からみてもとっても大切なものだと……
では、唾液分泌量を高めるためには何をしたらいいのでしょう。ある学校の養護教諭は職員や子どもたちのインフルエンザ対策として「あいうべ体操」を推奨していました。
口を大きくあけて「あ~」
口を横に引っ張る感じで「い~」
口を思いっきり突き出して「う~」
舌を頑張って出しながら「べ~」
これを実践していると、思わず笑ってしまいますが、なかなか有効です。表情筋も鍛えられるから、表情が豊かになりますし、小顔効果もあるのでは♪いつでもどこでもできますし、副作用なし!しかもタダ‼しかし、なかなか続かないのも正直な話……
さて、
先日、講演会告知のお手伝いをさせていただいた歯科院長とランチをすることになり、院長Aさんと以前から親しくされている市議Bさんにお声掛けしました。(AさんBさんは共にステキな女性です)
歓談中、何気なく
「Bさん、昨日の認知予防カラオケ体操どうでした?」と伺いました。
(地域で健康寿命を延ばす対策の一環として、ご年配のみなさんと一緒に、大手のカラオケ通信会社のソフトを使った、認知予防体操の実施と検証をされることを、事前にお伺いしていたのです)
Bさん「それがめちゃ楽しかったのよ~いろいろしたけど、♪パーパタタター カカカカラーって、『桃太郎』のメロディで歌ったときは、よだれがあふれたわ(笑)」
私「それ、幼稚園児にもいいかもしれませんね…唾液ってインフルエンザ予防にもなるって言いません?」
Aさん「まぁ、それはいいですね!校医として幼稚園や学校に行くのですが、唾液力を高めるために、何か楽しく続けやすいやり方ないかなって思っていたの」
私「子どもの唾液分泌力って低下しているのですか?」
Aさん「そうそう唾液力もそうだし、とにかくアゴの力も落ちているから、歯列矯正しなきゃいけない子も増えているし、口呼吸している子も多いのよね」
今、歯の矯正をしなければならない子どもが増えています。顎が狭いため歯が収まらない。これは小さな頃に硬いものを食べていなかったこともあるでしょうが、それ以前に、母乳を与えながらスマホを見ていることも原因の一つ。赤ちゃんのクビががくっと後ろに倒れがちで、それが上アゴや上唇の発達に支障をきたすそうです。
また、離乳食を与える時、スプーンをささっと口から離すと、スプーンをくらえて離さない行為が生じないため、上唇の力もつかないとのこと。唇力の低下→口呼吸→上アゴ発育の停滞という、連鎖のようです。
こんな大切なお話、乳幼児育児中聞いたことがなかったです!Aさんも40代でお子様は中学生になられています、子育て中知っていたら……と残念がられていました。スマホは便利だけど、人と対するときには、目の前の人を再優先したいものですね。
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