活版印刷で自己表現-雑居ビルください-
雑居ビルを拠点とした(じぶんの)まちをつくりたい。
そんなわたしの夢の記録。よかったら見守ってくださいな。
ちなみに、まだ雑居ビルはありません。 雑居ビルください。
こんにちは
千宝(CHIHO)です。
きょうは雑居ビルください活動のために名刺を作ったお話をしよう。
まあ雑居ビルくださいのためというより、
自分の名刺が作りたくて作ったというほうが正しいのだけど。
活版印刷学校に通ったおはなしと
自己表現ができたおはなし。
なんだか渡したくない名刺
わたしは会社勤めをしているので、会社から支給されている名刺がある。
だけど、自分を表すための名刺というより会社を紹介しているみたいな感覚に陥ることが多々あった。取引先との名刺交換であればそれは正しい感覚なのでよいのだけど、会社の枠を超えたさまざまな自分の活動において自分を示すものが、会社から支給された名刺とInstagram、Facebookと。
会社の名刺を渡したくないというか、それで私を示したくない。
なんか、違う。どうしたらいいんだ。と思い悩んだ。
無いなら、作ればいいじゃない。
マリーアントワネットのようなそんな感じ。
会社の名刺がしっくりこないのであれば、作ればいいじゃない。
ということで何をどうすればいいかもそんなにようわからんまま
自分の名刺を作ることに決めた。
そして、どうすればいいかもよくわからないまま、
とりあえず周りに報告をしてみた。
まわりも”いいね~””よさそう~”って言ってもらえてウキウキまつり
ネットプリントでやるんだろうか。
イラレ?Adobe?CANVA?色んなハテナがぽわぽわと。
GOOD TIMING!!!
私は、いつからかよく覚えていないが
気が付いたら紙や活版印刷のことが気になっていて
いくつかの活版印刷所のアカウントをフォローしていた。
で、流れてきた投稿がこちら↓
活版印刷所を営まれている桜ノ宮活版倉庫さん
開かれた活版印刷所と書かれているとおり、
過去にわたしは印刷所を見学をさせていただいたり
さまざまなイベントに参加されているので
そこでお見掛けしたりしていて、
何かと勝手に関りがあるなと思っていたところです。
そんな素敵な印刷所さんがPRINTING SCHOOLを開校されるとのことで
これは行かねばならない!名刺を作れるぞ!と飛びつき
オープンキャンパスへ向かいました。
無事、入学することもできました。
全5回のスクールでは活版印刷の歴史や印刷機の扱い方を学び、卒業制作へと回を進めました。
扱い方を学びながらパシャリ
Instagramのハイライトにもいっぱい載せたので、よかったらご覧ください◎
いざ、自分の名刺
扱い方を学び、いざ卒業制作開始
名刺を作りたいと決めて入学したので、あとはデザインを考えるのみ!!
と言いつつこれが一番大変なのですよ。
・ほしい雑居ビルの絵を描こう
・プロフィールを混ぜ込みたい
・なんだか少しアクセント
・紙は混ぜものが入ったものがいいな
やりたいことを少しずつリストに起こして細分化
絵を描こうと思ったもののそない絵は得意でないので
複写をすることにしました。
日々、気に入った雑居ビルを撮って歩いてたのでその中から一番のお気に入りをセレクト。スマホの上に紙を置いて模写しました。
いい感じ。
あとは、プロフィール
だらだらと自分のことを書くのはいやだけど、
自分の好きなことや興味のあるものを手っ取り早く、
そしておしゃれに伝えるにはどうしようかと思って色々考えた。
英語でしゅっと書くか、文字を並べるか,,,色々悩んだ結果がこちら↓
一見何書いてるんだかわからんのだけど、
よく見てみると見えてくる単語たち。すべてわたしの好きなもの
みなさんはどの単語が目に入りましたか?
一番最初に目に入ったものが結局あなたの好きなものだと思うんです。
自分の好きなものを紹介しつつ、相手との共通の趣味を探り当てる、会話の一つにもなってとてもいい感じなんです。ぱっと見は何が何だかわからんのがいい。
じっと見てもらいたい。脳裏に焼き付けてもらいたい。
あと、私は大きな木が好きなので、木も転写しました。
今回の名刺には、この木自体にインクはのせず、空押しをしました。
名刺を傾けるとほんのり木が浮き上がってきます。
たくさんの思いを詰め込んだ名刺
自分の思いを形にすることもはじめてに近かったのですが、
思いを込めて、それがちゃんと反映された喜び。
とても嬉しかったですね。
名刺を手に入れたその後
この名刺を作ってからというもの、配りたい。の欲がすごいですね。
名刺も配り歩きまくっていて、もうすぐなくなりそうだ。
渡したお相手さんにもほめてもらえる。
活版印刷自体のお話ができることはもちろん、
好きなもののクロスワードのおかげで話が広がる広がる。嬉しいです。
そろそろ増刷しに行こうかなと思っている。
活版印刷のいいところは
版の位置やインク/紙の色を変えれば違った姿の名刺が出来上がるところ。
あと、自分の手で印刷することができるでの愛着ドバドバです。
WEBでなんでもできる時代だけど、”あえて”と言うべきかそれは昔から人々がやっていたことだから違和感がないというか。そんな風に思う。
テキンもいつか手に入れたいと思っていて(というか手に入れられそうなタイミングがあったのだけど、さすがに置き場所なく断念した)テキンを手に入れた暁には色んなものを活版しまくりたいですね。活版そのものが減ってきているそうで。たのむ!ずっと活版させてちょうだい!
切実。
活版の魅力を発信するべく
今度、名刺を増刷するときは
作業工程がわかるようにいっぱい写真撮ります~!
楽しみにしててね
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