ひとりぼっち - ひとりで頑張るしかない。-

職場での立ち位置が変わって、みんなを引っ張るような立ち位置になった話を以前書いた。

そもそも待遇も良くないような大したことのない会社だから、周りが頼りない。
私はみんなを引っ張るような器も実力もないけど、周りが頼りないから、自分がやるしかない。だから、そんな立ち位置に必然的になったし、もうその立ち位置を全うしようと腹を括った。


そんな私のチーム(5人)に新しく3人の新人が加わった。ちなみにその3人は仕事ができるとは言い難く、覚えもよくないメンバーだ。

私のチームは他の人から見ても仕事内容が大変だと思われるチームで、だからこそみんなに「3人も加わって良かったね!」と言われた。

3人も加わると聞いて、私は泣きたくなった。
5人のチームを引っ張るのも大変だったのに、8人になってしまう。新人に教えて一人前にして、一人前になったら8人を取りまとめながら引っ張って、それを全部するのは私で…。そもそも3人のメンバーを一人前にするのは絶対に大変で…。それでも「3人もいらないです」とは言えない。

正直な気持ちも言えないし、1人であれもこれも気を配らないといけないし、なんか、ひとりぼっちだと思って泣きたくなった。
こんなに頑張ってきたのにまだ頑張らないといけないという状況を悟って、泣きたくなった。

こんなふうに話すと、自分の仕事量が増えて嫌だというふうに捉えられがちだけど、そうじゃない。単純に仕事量が増えるのはまだどうにかできる。

じゃあ何が嫌かって、ひとりで頑張らないといけないと感じることだなと思う。
仕事で、自分しか気づかないことがいっぱいある。自分だけが状況を察しているような場面がいっぱいある。
そんな時に頭の中で、ぱあーっと、やらなければいけないことが浮かぶ。ぱあーっと、たくさん、なんならゴールまでの道筋まで見えることがよくある。
それをゴールまで持っていく時に、上司に提案・相談し、どうしたら達成できるか考え、達成するためにたくさん仕事をして、達成したら、時にはマニュアルをつくり、他のメンバーに共有して、みんなが理解できるまで付き添う。
どこかのフェーズで誰かに手伝ってもらえるとはいえ、いつも始まりは私で、みんなが理解できる最後の段階まで責任を持って気にかけるのは私だ。
こうやって気づき、行動するのは、今のチームでは私しかいない。

私にしか気づけないことと、私にしかできない仕事がいっぱいあって、
そこに気づかなければならない責任感と、私が1人で頑張らないといけない大変さが苦しいのだ。

こうやって書いてると、ひとりぼっちって、
・1人でいろいろ気にかけて頑張るしかない状況
・このつらい気持ちを誰にも共有できない状況
2つの状況に感じているんだなと分かる。

解決策は
・1人だけど、100%では頑張らない
・気持ちを誰かに共有する
これだ。

この立ち位置に腹を括った私は、この立ち位置を全うし続けるというフェーズに入った。
その全うし続けるフェーズでの悩みや苦しさをも知って、解決策まで見出せた私は強い。
そう思って、明日からも前に進もうと思う。

………
自分の気持ちを言葉にしたら、今、自分が自分の気持ちを分かってあげられた感覚になっている。
自分の気持ちを自分という人に共有できた気がしている。

ここに書くことで、気持ちは共有できたから、
あとは100%で頑張らないことだけだ。

………
ひとりぼっちを解決するのって、
ひとりでも、できるんだな。
前に、あのちゃんが言ってた「ぼくには、ぼくという友達がいる」という言葉を思い出した夜更け。

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