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【10分師匠】「正しい決断と間違えた決断の共通項」〜松井道夫〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてくださいね。

さて、今回の師匠は松井道夫さん。
松井さん松井証券の4代目社長をお務めになられた方で、なんと1997年には「日本版ビッグバン」の言葉で、新語・流行語対象トップテンにもノミネートされていたんです。

今回の松井さんのお話を読んで、何を「しないか」を決めるのも非常に大切なことだと感じました。何をすべきかを考える方は多くいらっしゃると思いますが、「自分は〇〇をしない」「〇〇をやめる」についてしっかり考えることってなかなか少ないのではないかと思います。

今回は、「正しい決断と間違えた決断の共通項」という題で、松井さんが会社経営の中でされてきた数々の決断を分析して分かった、正しかった決断と間違いだった決断の特徴についてご紹介します。

結論として、正しかった決断は「捨てる決断」であり、間違った決断は「加える決断」だったと言います。

捨てる決断で何を捨てるのかというと、過去の努力や苦労の集積です。過去を捨てることで、新しい未来を得られるということですね。

しかし、過去の努力や苦労は、捨てるときにその痛みを計算できますが、未来のことは計算ができません。そのため、捨てる決断の時は社員からの反対が多く、加える決断は受け入れられやすかったそうです。

そして、過去のものを捨てられないでいると、失敗につながるともお話しされています。禅の言葉に「坐忘」という言葉があり、これがまさに「新しいものを入れるためには、古いものを捨てなければならない」という意味です。

成功しているときはその栄光にすがってしまい捨てられずどんどん保守的になって成功が遠のいてしまいます。反対に、失敗して失うものがないときは、新しいことにどんどん挑戦でき、場合によっては成功することもあります。

確かに「あの人は今」系のテレビ番組でも、「今は細々と暮らしてます」のパターンの人は、当時の輝かしい栄光を部屋に飾ったりしているイメージがありますね。(※あくまでも私のイメージです)

「何かをする」の前に、「これをやめる」という決断をすることで、本当に注力すべきものの取捨選択がしやすくなりますね。もちろん捨てるときは勇気も要りますが、また必要になれば取り戻せばいいと思います。私も過去に囚われず、どんどん新しいことに挑戦していくマインドを持ち続けたいです。


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