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【10分師匠】「負けず嫌いにもレベルがある」〜張栩〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてくださいね。

さて、今回の師匠は張栩さん。
張さんは台湾出身の囲碁棋士で、日本棋院でご活躍されている方になります。

張さんのお話を読んで、一見ものすごく努力をしている方のようなんですが、努力ではなくとにかく囲碁が好きだからこそできることなんだと感服致しました。

10分師匠もこれまでたくさんの偉人やビジネスパーソンの考えを紹介しておりますが、やっぱり根本には「好き」という気持ちがあって、その気持ちこそ1番重要な資質なのかなと思いました。

張さんは負けず嫌いには3つのレベルがあると言います。これを私は、負けず嫌いの一流、二流、三流と捉えました。

まず三流の負けず嫌いですが、三流は「その場凌ぎの負けず嫌い」です。やはり勝負の世界に限らず、好んで負けようとする人はなかなかいないですよね。当然勝利を目指すわけですが、事前の準備もなくその場凌ぎで勝とうとするのは、負けず嫌いとは言えないです。

次に、二流の負けず嫌いは、自分が勝ちたい、もっと上手になりたいと思ったら、練習を重ねたり体調を整えるなど、事前の準備を徹底する負けず嫌いです。特に趣味で取り組んでいるものであれば、正しい練習を積み重ねることで、相当のレベルには到達するとのことです。

そして最後、一流の負けず嫌いはどんな人であるか。それは「人生の全てを賭けて」が加わっているかです。一道を極めている人は、必ずどこかでこの時期を経験しているだろうと言います。これは、囲碁のような白黒がつく勝負の世界だけでなく、事業家でも芸術家でも、人生を賭けた大一番を経験してこそ、道は開けていくとのことです。

また、張さんの囲碁で強くなるためのエピソードがあるのですが、一般人では想像つかないストイックさなんです。若い頃は日本棋院での対局を終え、脳みそがへとへとになりながら帰宅した後、その状態でさらにインターネットで囲碁を打っていたそうです。今でも寝る前に布団の中で、その日打った碁を頭の中で高速で再現するそうですよ。

普通じゃ考えきれないですが、普段できないことは、本番でもできないという考えだそうです。普段から疲れた脳にもう一仕事させる訓練として行っているとのことで、本当にプロってすごいですよね。

さらにすごいのが、張さんはこれを「努力」とは思っていないこと。囲碁が好きだから、全く苦痛じゃないそうです。囲碁が好きであることは、棋士である以上とても大切な資質だと仰っています。好きじゃないと全てが苦しくなっちゃうんですよね。自分の取り組みたいものが好きかどうかというのは、継続していく上で大切な要素です。

最後までお読み頂きありがとうございます。今日はややストイックなお話でしたが、やっぱり根本にあるのは「好き」という気持ちなんだと学びました。自分の好きを見つけるためには、やはり徹底した自己分析やトライしてみることが大事ですね。

私も食わず嫌いせず、色々なものに挑戦しながら、人生を賭けて臨めるものを探していこうと思います。


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