#84 傲慢な人は尊敬の念を欲し、謙虚な人は尊敬の念を自然に抱かせる【一笑門 マガジン】
どうも、伊志嶺海です。
このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「伊志嶺海【一笑門 RADIO】」の内容を発信しております。
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「こういう大人になりたくないな」
そう思っていたような大人になってしまっている自分がいました。
「飲み会で後輩に自慢話や武勇伝を語る人は好かれない」と聞いたことがあったので、社会人になるときに自分はこうならないようにしようと決めたんです。
社会人2年目で初めて転職するときに、退職が近づいて同僚や後輩との飲み会が増えたんですよね。
後輩が「寂しいです」と言ってくれたのは、仮に社交辞令だとしても嬉しい気持ちになりました。
その高揚感とお酒の影響からか、つい自慢話や武勇伝を語ってしまったんですよね。
飲み会の翌日に後悔しました。
おはようございます。伊志嶺海です。
今日は「傲慢な人は尊敬の念を欲し、謙虚な人は尊敬の念を自然に抱かせる」というお話です。
今回のお話は、僕が最近読んでいる以下の本からヒントを得ました。
この本に「エゴ」に関する章があるのですが、なかなか耳の痛い話が多かったですね、自分も気をつけようと思いました。
エゴの意味は以下です。
世界中で今なお、「差別」は社会問題として取り上げられています。
人は相手が自分より、"劣っている"と感じることで優越感を得ようとします。
そのために、身体的な特徴だったり、学歴、資産、人種、宗教、国籍、乗っている車、住んでいる家、着ている服など、様々なものを基準とし他者とランク付けをします。
他にも、例えば友人の誕生日には関心を持たず、自分の欲求を優先して自分の希望を押し通す人は、エゴ主義的な行動を示していると言えます。このような人は自己中心的で、他人の気持ちやニーズを無視しているのです。
人は常に、周囲の人よりも「充実していたい」とか「優れていたい」と、潜在的に思っている生き物です。
人間力の高い人は、このようなエゴをうまくコントロールしています。
成功して鼻高々になると、人は他者を平等には見れなくなるんですね。
自分は偉い人間だと勘違いをし、特別扱いを期待して、それを要求しようものならそれは大問題です。
傲慢な人は尊敬の念を欲し、謙虚な人は尊敬の念を自然に抱かせる
会社でも、役職がついて部下ができると、「部下の成長のためのアドバイス」と称して武勇伝を垂れる上司もいます。
これにはどこか、部下から尊敬されたいというエゴが現れているのかもしれません。
大事なことは、とにかく部下の話を聞いて聞いて聞きまくる上司になることだと思います。
若手社員はどういうときに先輩を尊敬するかというと、「自分を成長させてくれた」という実感を得たときです。
そして話を聞いてくれることは、部下の目標達成や悩み自己解決の手助けになります。
これができる上司こそ、尊敬の念を自然に抱かせる人と言えるわけです。
僕は今でも後輩に自慢話ばかりしたことを後悔しています。
今でも、自分の活動を声高らかに話して「すごいだろー!」と思ってほしい気持ちがないわけでは無いのですが、謙虚さを忘れず、日々精進していきたいと思います。