見出し画像

【10分師匠】「安田善次郎の遺した教訓」〜安田弘〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてくださいね。

さて、今回の師匠は安田弘さん。
安田さんは安田不動産の顧問をされていた方になります。

今回安田弘さんは、曾祖父にあたる安田善次郎さんのお話をしてくださっています。安田善次郎さんは「銀行王」とも呼ばれたカリスマ的ビジネスパーソンだったそうですよ。

安田善次郎さんが遺した教訓についてご紹介なのですが、その結論は以下です。

人は困窮するところから始まる。困窮すれば、挫折するか、発奮するかのどちらかだ。挫折したものはそこで終わりだが、発奮したものは勤倹する。そして勤倹貯蓄を実践すればお金ができる。お金ができれば、豪遊して貪るか、修養に励むかのどちらかだ。ここで修養したものこそが、安楽に暮らすことができる。

ここで大事なのが「克己心」です。克己心とは、生きていく中で起こる様々な誘惑に打ち克つということです。己の甘えや弱い部分に打ち克つことで、人として成長できるのだと言います。

安田善次郎さんもこの克己心を座右の銘とし、数々のビジネスや事前活動に取り組まれたそうです。当時は銀行業界が非常に盛んで、雨後の筍の如く銀行がつくられたそうです。しかしその設立者のほとんどは銀行経営をしたことがなく、破綻の危機に追い込まれていたそう。その状況を救ったのが安田善次郎さんだったんですね。数十行もの銀行を救い、再建へと導いたんです。

安田さんは他にも東京大学の安田講堂や、日比谷公会堂の建築などの事前活動も積極的に行います。自身の利益だけでなく、国のため、そして社会のためになる選択をしてきたということですね。

これを読んで思ったのは、人生は常に選択だなということです。進学や就職、結婚などありますが、どの道を歩むかでその後の人生に大きな影響を与えますよね。ただ、未来が良くなる道というのは、往々にして誘惑に打ち克つ必要があるとも思うんです。

人間どうしても甘えたくなりますし、楽な方に流れがちです。しかしそこで自分に打ち克つ、人生何と戦っているかって他人ではなく自分自身だったんですね。

今回のお話はビジネスパーソンに限らず全人類にとって大事なマインドだと思います。たまにはご褒美で自分を甘やかす時間も大事ですが、重要な決断のときには誘惑に負けず、修養できる方を積極的に選択していこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?