両利きの組織をつくるーー大企業病を打破する「攻めと守りの経営」を読んで|DXなど改革に伴う現実問題が良くわかる
ビジネス書を読みました。メインタイトルが「両利きの組織をつくる」です。こちらです。
本当は両利きの経営という本を読もうとしてました。しかし、オーディブルでは、聞き放題でもなくキンドルアンリミテッドでもなく、買おうかと思いましたがやや値がはりましたので上記の両利きの組織をつくるにしました。
両利きの経営のリンクも一応載せておきます。
両利きの経営とは攻めと守りの経営|大企業や昭和や平成で成功してきた企業がまさにそうかも
両利きの経営とは攻めと守りを意味するようです。攻めとは新事業の造成と取り組みです。新事業では今のやり方でないとなかなかものにできません。意思決定は早く、良いかもと思ったらまずはやってみるで進めて、ダメだと思ったら撤退も早くです。
もし何もないところから始められるなら、攻めを中心にした企業にしていけばよいので適応は意外と簡単かもしれません。スタートアップやスモールビジネスが意外とマッチしている考え方かもしれません。
ココでのポイントは、比較的大きな企業です。革新を求められているのは今まで成功を収めてきた企業です。言い方を変えると昭和・平成のやり方で大きくなってきた企業です。すでに既得権益のようにビジネスを持っているのが事実で、ここを維持することで企業基盤が安定します。これが守りの経営です。
攻めと守りは水と油|相反する性質を持つ攻めと守りをどう両立させるか
前述の攻めの経営と守りの経営は、水と油のように性質が違います。
新事業は早く取り組んだもの勝ちです。リスクを素早く読み解き、撤退のことを考えてすぐに参入。ダメと思ったら手を引きます。
一方守りの経営の方はもっと、石橋をたたきながらすすめます。失敗に対しては強い耐性をもちますが、それがあるため進められません。
また、既存事業はお金を生み出してますが、新事業はお金はでていくばかりです。回収できない事業の方が多いかもしれません。なので、既存事業に従事する人たちから新事業なんてお金かかるだけで意味がないと仲が悪くなりがちです。
しかし、既存事業がいつまでも稼げるとは限りません。いや、どこかで必ず稼げなくなる時が来るのです。そのためには新事業の開拓が儲かっているうちにする必要があるのです。
つまり、大企業で過去の成功体験があるほど、新しいやり方での取り組みがはじまらないのです。
両利きの経営を体現された、AGC(元:旭硝子)の成功の様子を描いた本
本書は両利きの経営を体現されたAGC(元:旭硝子)の様子を詳細にかかれています。実際は、両利きの経営理念を信じて進んだわけでなく、改革をしていったら両利きの経営を自然にしていたという状況ののようです。
本書は具体例で書かれています。両利きの経営とはどんなものか、具体例でみるにはとても良い本だと思います。
ただ、両利き経営の説明は書かれてますが、具体中心なので若干少ない気がします。理念から学ぶのでしたら、「両利きの組織をつくる」の前に元祖である「両利きの経営」を読まれるのが良いかもしれません。
成功している組織ほど、新しい時代の展開に適応するのが大変|トップダウン?ボトムアップ?それとも何?
先に述べたように、昔のやり方での成功体験のある成功している組織に、新しいやり方で新事業で成功していくのは大変です。経営層からは、社員たちのやる気や打ち上げがないという意見の一方で、社員たちからは経営層のビジョンが見えない、リーダーシップがないとお互い譲り合いや責任の押し付け合いがよくあります。
本書では、物事をすすめるときトップダウンでやるべきだ、ボトムアップでやるべきだと意見が二分されますが、成功している組織文化の中で新しいことを始めるには、トップダウンもボトムアップも両方とも無理という見解です。
では何かというとトップダウン・ミドルアップダウンが最適のようです。トップダウンとボトムアップの良いとこどりです。両者の欠点は責任の所在が経営層か社員かのそれぞれに偏っていることです。これでは良いものは生まれません。
かかわる人全員が、それぞれの役割を全うすることで難しいことも成就するのです。なので、トップは全体的な方針を示します。それを受けてミドル層(課長くらいの人たち)がそれに呼応して名乗りを上げ進めます。それは全体でなくてよいです。そして、その結果をトップが認め広めます。この繰り返しです。こうすると、トップからもボトムからも自分たちがやっているという意識が芽生え相乗効果がでてくるのです。
リーダーの役割は、心に希望の火をともすこと|崖っぷち感はやる気がでない
本書を読んで真のリーダーの理想の姿が少し見えました。それがリーダーの役割です。能動的に頑張れるのは楽しい未来に対してです。リーダーの役割はその未来を見せることです。
逆に、このままでは事業が衰退しヤバいとか、経費削減が急務だとか、わりとネガティブさを訴えて進めるパターンも多いです。実際この方が多いのですけど、これは短期的には効くけど、長期的には良くないようです。
本当の意味で大変だがんばろう。とはならないからです。むしろ、やばいなら逃げろ!となりやすいです。やはり楽しい未来の方が結果としてより多くの人がついてきて、長続きするようなのです。
#3行日記 :上の子が熱をだしました
4月から一人暮らしをしている上の子が、熱をだしてしまいました。連絡すると案外と元気そうです。病院にいったらどうやら風邪のようです。メッセージのリプがやけに早いです。よかったよかったと思ったら、〇〇円もかかった!とか言ってきます。
そこね、お金ね!と思って少し色をつけて振り込みました。ありがとうの返事の後は無風です。親は金ずるなのです。でもそれでいいと思ってます。その子も未来の子供の金づるになるのです。
こうして、金づるは未来永劫続くのがよいとなのだとしんみりしました笑
#1年前 :スマホの中の断捨離をしたようです
スマホの中身を断捨離したらすっきりしたようです。定期的に断捨離すればよいと誓いましたが、その誓いは守られていないようです。今でもスマホはアイコンがどんどんと増えてしまった。
思い立ったが吉日。本日また断捨離をしようと思います!
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