『指南』という二文字熟語を目にした時、何故方角を表す”南”という字が使われているのだろうと不思議に思いました。
なるほど「指南車」というものが『指南』の由来なのだな。
めでたしめでたし……とはなりません。
そもそも「指南車」って何?
”南”を指す車とはいったい……。
なるほど。
方位磁針の”南”特化バージョンということか。
これにて一件落着……とはなりません。
東西南北のうち、何故”南”なのか。
一説では『易経』の一節からきていると言われています。
なるほど。
古代中国では”南”は特別だったということですね。
納得。
ようやくスッキリしました。
スッキリついでに他の方角で同じような二文字熟語がないかと考えたら、ありました『敗北』。
どこにも”北”という方角要素は見当たりません。
指南車のように敗北車でもあったのでしょうか。
それとも、縁起の良い”南”の反対だからでしょうか。
なるほど。
方角は無関係で、”北”という漢字の意味から来たものでしたか。
見事な引っかけですね。
一つ賢くなりました。
ちなみに東西南北、残りの東西は同じような二文字熟語が見当たりませんでした。
もしご存じでしたら教えていただけると幸いです。