囲碁から生まれた言葉たち
何か漫画を一気読みしたいな~と思い本棚を眺めると、目に留まったのは『ヒカルの碁』でした。
しばらく読んでないこともあり君に決めたと読み始めると安定の面白さ。
さすがアニメ化のおりに囲碁人口が増えたという漫画はひと味ちがいます。
読んでる最中にふと「そういえば囲碁から生まれた言葉って結構あったよな」とよぎったが最後、気になって集中できず調査開始です。
『駄目(だめ)』
囲碁では、
「石を打つ価値のない場所」という意味が転じて、
という普段使っている意味になったそうです。
ちなみに「駄目押し」は「念のため駄目を碁石で埋めて、両者の陣地を分かりやすくすること」から派生した言葉だそうです。
『一目置く(いちもくおく)』
囲碁では、
「ハンデとして弱い方が碁盤に石を置いて対局すること」という意味が転じて、
という普段使っている意味になったそうです。
『白黒をつける(しろくろをつける)』
囲碁は、白と黒の石で勝負をします。そこから、
という普段使っている意味になったそうです。
『布石(ふせき)』
囲碁では、
そこから、
という普段使っている意味になったそうです。
ちなみに「布石」を「ぬのいし」と読むと、
となるので注意。
『捨石(すていし)』
囲碁では、
そこから、
という普段使っている意味になったそうです。
……いや、普段使わないですね。
『目論見(もくろみ)』
囲碁では、
「目」は碁盤の目のことで、転じて、
という普段使っている意味になったそうです。
ちなみに、似ている言葉で「目算(もくさん)」もあります。
『八百長(やおちょう)』
という逸話が転じて、
現在の意味になったそうです。
一節では奈良時代以前から伝わり、室町時代には庶民の間にも広まったと言われる『囲碁』。
長い間親しまれているだけあって普段使っている言葉にも『囲碁』由来のものが結構あるようです。
「石」や「目」が含まれている言葉はもしかしたら『囲碁』由来なのかもしれません。