【人間関係】承認することの大切さ①
5年働いていた店舗からの別の店舗への異動が決まった。
次の異動店舗は売上規模も社員数も現在の店舗よりも少ない所だ。「次の店舗のスタッフや雰囲気はどんな感じなんだろう」そういう気持ちだった。
異動先の店舗では一事業部の責任者としての異動が決まっていた。
異動先の店舗に着くと事業部前責任者からの現状報告と課題のミーティング兼報告がある。
前責任者からのこの店舗の課題は「従業員スタッフの数が足りていない事」。いわゆる欠員店舗だった。採用しても長く続かない人が多く、従業員の入れ替わりが多い。人材教育を行っても店舗に能力が蓄積されない。 この状況は最近からの問題ではないらしい。
早速店舗に入り、スタッフとともに働く。
思ったより何倍も忙しい。
売上規模は前店舗よりも少ないはずだが、ものすごく忙しく感じる。
理由はすぐにわかった。
客数に対して従業員の数が足りていない。
そう、欠員の為人員の調整がうまく出来ないのだ。
一人当たりの仕事量がものすごく多く、コミュニケーションをとる隙間も少ない。各々が業務に追われている為、社内は自然とピリつく。お客様へ接するスタッフの表情は疲弊していた。
「働いているスタッフの表情を変えたい」
私がこの店舗に来て最初に思った事だ。