『成功の掟』(マークフィッシャー)ブックレビュー
会社で伝説化している人格者の営業部長がいて、その方が勧めていたこの『成功の掟』。いつか読んでみたいなぁと思っていたけど、当時はなかなか読書にそんなに優先順位を持ってこられていなくて、そして数年の時を経て、いよいよ読みました。この本はずばり、『億万長者になるために必要な心構えが備わる』(P2)本です。本の中では『億万長者=成功』みたいに定義されていると解釈出来てしまうところがあるけど、読み手が自由に『成功』の定義を決めれば結局目標を達成するために必要な心掛けが見えてくる、そんな本ですな。※ちなみに本の後半では『人間の一番の財産は自由であり、富はそれを与えてくれる』(P177)的な描写があり、この本の本当のメッセージが『富』のその先であることが暗に描かれている。
成功者になるための心構えを、物語を通じて読者に何度も何度も丁寧にかみ砕いて浸透させていくこの本。では気になった箇所、まとめていきます。
成功者になりたければ逃げ道を考えずいつも背水の陣で挑め(P31)
ものごとを真に理解するには、素直になることが一番の早道(P54)
『目標明示の秘義』(=いくらをいつまでに儲けるのか、紙に書く)(P58)
人生の出来事はみな鏡に映った自分の考えである(P68)ため、なによりも精神力が大切(P69)。セルフイメージを引き上げることこそが大切(P73)
『人格が運命を決める』(byヘラクレイトス)ため、言葉の力を信じ、言葉に表し復唱することで自分の精神に浸透させることが大切(P81~82)
心のありよう一つで人生はバラ園にも地獄にもなる。困難は他人事だと思え(P94)
潜在意識(≒想像力)は自分自身(≒知性やその時点の能力)を凌駕する(P97)ため、成功する秘訣は単純に『信じること』(P96)
人間は潜在意識に蓄えられた思考の反映(P100)
まず夢を具体化し、ゴール(金額と期限。『今年中に私は資産を〇〇円にし、〇年後の〇年〇月〇日には〇〇円にする』etc)を書き、常に見えるところに置く。1日最低50回、声に出して復唱するし、潜在意識に浸透させる(P111~123)
『毎日、すべてにおいて私は向上していく』『心を鎮め、自分が神であると知れ』を復唱せよ(P131、145)
毎日を人生最後の日だと思って生きること。すべきこと、したいことを背一杯やること(P139)
精神を集中するほど、よりよく現在を生き、今すべきことに没頭できる(P156)。魂が高みに達すれば、人生の曇りが晴れる(P164)
精神を統一すれば、本来の自分が成功への方法(=答え。どうすれば成功するか)を教えてくれる(P166)
働くことの唯一の価値は、精神を鍛え、いろんなことを考えるきっかけとなること(P171)
一番の財産は自由。富は自由を与えてくれる(P177)
つまり世の中は自分の気持ちの持ちようでどうにでもできる、と。そしてその自分の気持ちを高みに持っていくためには、邪念(先入観やネガティブな潜在意識)を振り払う必要があるため、具体的な目標を紙に書き起こして具現化させ、復唱して自分の精神に浸透させることが大切って話だね。めちゃめちゃわかる。よく、口に出すことでネガティブな自身の内面を変えられる、みたいな言葉聞いたことあるもん。
さぁて、僕の具体的な目標はなにかな。。。考えてみよう。