『美しい彼』劇場版公開から1ヶ月の頃の情熱的感想まとめ
『劇場版 美しい彼〜eternal〜 』
2023.4.7公開〜5月上旬迄、私が初見から複数回観た後、こんがらがって爆発していたぐしゃぐしゃ感情を何とか文にしたものです。
原文を書いたのは2023.5月。当時Xに投稿したものを少し手直ししたものになります。
本編ネタバレ注意です⚠️原作も混在。
自分で書いてて胸焼けしましたorz
脳内ひらきよ愛の貯蔵庫整理と、
心の安寧のために綴ったものになります。
よかったら。(1個人の見解です)
エターナルラストはファンタジー色をも絶妙に彩り全方位から最幸の魅せ方だと思う。
平良の夢から昔と今のふたりのエピソードと想いが折り重なって、確かな現実として2人が未来を約束し永遠を手にする結び。
夢とリンクさせてまるで夢のようではあるけど、繋ぎ合った手がその証として夢ではないと思わせてくれる。
BL作品の醍醐味はファンタジーであり、
美しいことが読み手にとって最も重要な点だと思う。
作品の隅々まで夢のように美しい画で結んでくださったこと、BL左右概念等、BLとしての視点をちゃんと守ってくださったことも、
酒井監督がその定義をとても大切にしてくださってると強く感じた。
しかし、実写であることは実際に生身の人間が演じるということ。
一本の映画として共感を呼ぶには、夢を魅せるだけでなく、2人の想いの説得力がリアリティを持っていなければならない。
『美しい彼』の数々の2人の生活のシーンはとても現実的で、ひらきよの魅力を引き出し合っていて、実写だからこその愛おしさが細やかに存在していた。
でもそこでセンシティブシーンにまでリアリティを追求しすぎてしまうと、リアル世界に引き戻されてしまう。(女性は特に現実的な生物なので)
2人の確かな愛の交歓は2人だけのもの。
オーガンジーの中で抱き合っていたことは、映像美効果という主意味と、2人の世界とこちら側の境目としての意で演出されたのかなと感じた。
オーガンジーの中は本当は2人の世界で秘密だけれど、ちょっとだけサービスしてくれて、中を覗かせてもらってる気分だった。
そして睦み合う姿をひたすら美しく、美しく、美しく、実に丁寧に映し取って魅せてくれたことが
観客を酔わせてくれたこの映画の最大のクリティカルヒットだと思う。
漫画や小説の2次元作品よりも表現が難しいと思われる実写の中で、
リアリティとファンタジーのベストバランス(目が覚めてしまわないライン)を模索したことがこの作品のヒットの必然性と思うし、優勝すぎる映像美・演出であり、何度観てもなんて秀作なのだろうと唸るしかない。
エフェクトを最大限に活かしたふたりの美しすぎる学校のシーンからの、慈しみさえ感じるエンディング。
ラスト『美しい彼』と出るタイミングの効果の神がかり具合に収まらず、
その上からeternalのeが出る瞬間にピタリと流れ始めるキンモクセイは、このエンディングのために敢えてイントロなしで作られたのではないかと思うくらい、当たり前のような浸透圧で胸に染み入って、切なくも美しいふたりのエピソードを瞬時にいくつも湧き上がってこさせた。
そしてそこへ「萩原利久」「八木勇征」横並びのエンドロールが追撃!
極上でしかないと思った。
そうしていろんなひらきよの表情が頭に浮かんで、
幸せと愛おしさの海に揺蕩うように
優しく酔わせてくれる…
(エンドロール、平良のキャスト名登場の秀逸さにまた頭を殴られ、かつデュフっとさせられてから現実の方へ戻させてくれるという仕掛けも憎らしいほどだ)
本当にこの作品に出会えてよかった。
『美しい彼』に出会えたことで私の見えている世界がより鮮やかになった。
凪良ゆう先生、酒井監督、脚本坪田先生、りくくん、ゆせくん、他キャスト様、『美しい彼』に関わる全てのスタッフ様に感謝と賞賛と愛を伝えたい。
腐っていなければ出会えなかった世界線なので、腐らせてくれた遥か昔の友人にも感謝🙏
このままずっとずっと
ひらきよの海に揺られていたい…
ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。
映画から1周年、ずっとひらきよに囚われたまま生きています。『美しい彼』という奥深い作品に学ぶことや気付かされることばかり。
これからも存分にひらきよ愛を叫んでいきたいです。
エターナルッ🥂
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