石川拓也

写真家です。二十代の頃から撮影から撮影、旅から旅の人生です。旅の話、写真の話、インドの…

石川拓也

写真家です。二十代の頃から撮影から撮影、旅から旅の人生です。旅の話、写真の話、インドの話、ノマドの話。そんなことメインで書いています。http://ishikawatakuya.com/

最近の記事

冬の由布岳

http://ishikawatakuya.com/wordpress/archives/6496 由布院と由布岳が好きだ。 由布院はもう僕の中で「第四の故郷」と呼んでも許してもらえるのではないだろうか? そのぐらい由布院で過ごす時間は年々増えてきているし大切になってきている。 ちなみに第一の故郷は千葉、第二はニューヨーク、第三がインドのグジャラート州、そして高知が今後もしかしたら第五になるかもしれない。 由布院に話を戻すと、ここに来ると必ず由布岳に登る。この年

    • ある日のできごと | ニューヨークに住んでいた僕が見た911同時多発テロ

      1最初の異変。 その朝は友人の電話で目が覚めた。お互い深夜まで仕事をしているので、朝早い電話は珍しい。僕が受話器を取ると彼はすぐに興奮した声で話しはじめた。 「飛行機がビルに突っ込んだらしいよ!」 僕の頭には完全な?マークが点灯し、どういうことかと友人に問いただしても彼もそれ以上のことをまったく知らないらしく、電話は要領を得ないまま切れた。 わけがわからないまま、普段より数時間も早く目を覚まされたのだが、またベッドに入る気にもならない。 軽く朝食を済ませたあと、仕事

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      • ジョージ・マロリーはどこに | 登山家がチョモランマに残した謎と写真の関係

        1 強い写真には、どこで出会うかわからない。当たり前だが、これほどの量の写真に日々晒される生活は、ここ十年ほどの時代を生きた人間以外に前例がないだろう。 横丁の、角を曲がればお店の壁に広告の写真が貼ってあって、といったことは昭和の初期からあったのだろうが、ネットに繋いだ瞬間に、望みもしない多くの写真を見せられる、なんていう経験は、この頃以前の人間は持つ必要がなかったはずである。 ユビサキだけでクリックすれば、今日の晩ご飯やセクシーなお姉さんや新発売のスポーツカーなんか

        • エリトリアで借金を! 完結! トーキョー・ヨヨギで「返済編」

          「エリトリアで借金を! 日本大使館もないアフリカの小国で財布が空っぽになってからの脱出劇 前編」 エリトリアで借金を! 日本大使館もないアフリカの小国で財布が空っぽになってからの脱出劇 後編 さあとうとう完結です! ここからは時と場所を移します。2003年、場所は代々木。 思っていた以上に海外生活が長くなった僕ですが、日本に帰ってきてあのとき借りたお金を返しに行くのです。 そのときの顛末、エリトリアというアフリカの小国で、見ず知らずの僕に優しく惜しくお金を貸してくれ

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        冬の由布岳

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        • エリトリアで借金を! 完結! トーキョー・ヨヨギで「返済編」

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          エリトリアで借金を! 日本大使館もないアフリカの小国で財布が空っぽになってからの脱出劇 後編

          さあここからは後編です。 エリトリアでにっちもさっちもいかない状況にはまってしまった僕。 ここからは怒涛の「脱出編」です。 実はこの後にはもうひとつ、「借金返済編」が続きます。 こんなピンチに陥ったら、あなたならどうする?そんな想像を巡らせながら読んでください。 前編を読んでいない方はこちらからどうぞ。 それでは後編スタートです。 8 借金・オン・ザ・ストリート  その日のうちに、来た道をそのまま戻りアスマラに帰って来た。 ハジスの家にもう一度、と思ってみた

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          エリトリアで借金を! 日本大使館もないアフリカの小国で財布が空っぽになってからの脱出劇 後編

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          エリトリアで借金を! 日本大使館もないアフリカの小国で財布が空っぽになってからの脱出劇 前編

          僕は二十代の頃は旅ばかりしていたのですが、50カ国近くを訪れた経験の中で一番のピンチの話をここにはまとめています。 話はケニア・ナイロビから始まります。1995年当時のバックパッカーというのはネット以前の世の中で、ケータイなんかももちろん持っている人はいない世界です。 ナイロビで遊び呆けてふと気づいた時には所持金が劇少! いやいやシティ・バンクのキャッシュカードで引き落とせるでしょ〜ATM行ってこよ〜なんてのはほんとに甘い考えだったとその半日後に思い知ることになります。

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          エリトリアで借金を! 日本大使館もないアフリカの小国で財布が空っぽになってからの脱出劇 前編

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