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身体評価方法

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斜角筋症候群とは

解剖学的に斜角筋隙(しゃかくきんげき)という部位が存在します。隙とは「Gap」のことで、腕神経叢と鎖骨下動脈が前斜角筋及び中斜角筋の筋間を通過する隙間を指します。
この斜角間隙が何らかの原因で狭窄すると腕神経叢と鎖骨下動脈が圧迫され、上肢の痺れを含む神経症状を引き起こす可能性が生じてきます。

臨床的には頚椎椎間板ヘルニアなどに代表される頚部神経根障害との鑑別を要しますが、
さらにはそれ以下の末梢
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