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【入社エントリ】制作会社一筋40代デザイナーが、IVRy入社を決めた理由
はじめまして!
2025年1月にIVRyに191番目の社員として入社しました、デザイナーの石川(@ishikakko)と申します。
これまで制作会社のデザイナーとして活動してきた自分(43歳)が、なぜ今IVRyに入社したのか。
同じような境遇(デザイナー経験はあるけどSaaS未経験、年齢を理由に動きづらいなど)の方に少しでもお役に立てればと思い、書かせていただきます。
経歴
・映画興行会社のグラフィックデザイナー
1社目は、名古屋で映画館を運営する興行会社。
その制作部門でグラフィックデザイナーとして、映画館内の掲示物(公開映画の告知物やメニュー、案内など)、イベント関連の制作物、チラシ・ポスターなどを制作していました。
・30歳で上京、制作会社16bit.inc.へ
2社目は、大学の同級生2名(映像ディレクターとフロントエンドエンジニア)がフリーランス同士で設立した制作会社。その設立に誘われる形でジョインしました。上京し、グラフィックからWebに転身。
レッドブルの空缶と灰皿をいっぱいにしながらがむしゃらに働き、3人から始まった会社は順調に10数人まで増え、自分もWeb制作事業の責任者として、デザイン・ディレクション・営業・マネジメントなど幅広く担っていました。
様々な課題にもぶつかりながら、30代を捧げ、駆け抜けました。
・独立してishikakko.inc.設立
40代になり、自分の人生というものを考えた時、もう一度チャレンジしたいと思い、2024年7月に独立・起業。
「自分の心技体すべてを使って、理想的なゴールにコミットする」をコンセプトに活動を開始しました。
16bit.inc.が創業したての頃、裸一貫・むき出しで社会に接点を持ち挑戦している感覚。カオスでサバイバルな状況が自分を圧倒的に成長させてくれた、あのヒリヒリ感をもう一度味わいたい。
そんな想いもあり、会社に自分の名前の一部を冠しつつ、デザイナーとして今後の人生を何に使っていくかを模索していました。
IVRyに入社するきっかけ
代表であるOkunishiさんをはじめ、元々知っている人たちが多く、お誘いいただいたのがきっかけです。当初は電話DXというコンテンツに興味が湧かず、デザイナーとしての介在イメージも湧いていませんでしたが、会話を重ねていくうちに共感し、「ではまずは業務委託から…」と2024年10月から関わりはじめたところ、気がついたら正式に入社していました。
自分の会社を設立し、「よし、今から1人でやっていくぞ!」というのが7月。
そこからあっという間の方針転換。
何が自分を動かしたのか、何にワクワクしたのか、思い出しながら紐解いていきます。
①IVRyのビジョンへの共感
「Work is Fun」
それがIVRyのビジョンです。
すべての企業にAIや最高の技術を届け、
本当にやりたいことや、やるべき事に熱中できる状態を目指しています。
私が幼少の頃は、日本は世界2位の経済大国でした。どことなく「日本はすごい」という感覚を持って育ちました。今は課題が多く、日本全体が自信をなくしています。そこに歯がゆさは感じていましたが、どこか「究極、自分とは関係のない世界の話。自分は自分の事をやります」という感じでした。
IVRyのやろうとしていることは、間違いなく日本の社会課題を解決するものです。デザイナーとしてそれに関わることができたら、本当に素晴らしい。そう感じました。
また、私は個人でコーチングを提供しており、その目的は「本当にやりたい仕事に熱中して人生ワクワクしている人を増やすこと」です。
最高の技術を届け、認知を書き換えることにより、
日本中すべての人が本当にやりたい事に熱中できる状態をつくること。
これが私の日本を救う方法。大げさな表現かもしれませんが、この個人ビジョンが脳の中でハマった時、全身に電気が走る感覚がありました。
②IVRyのプロダクトがもつ可能性
IVRyは、当初「電話自動応答サービス」としてスタートしましたが、今では「対話型音声AI SaaSサービス」へと進化を遂げています。
AIの進化と活用により、解決できる課題の幅が広がりました。電話というのは、IVRyが解く課題の1つであり、通話データの活用によって、企業活動全体の課題解決を目指しています。
IVRyが解くべき課題の多さ、そして解決した時のインパクトの大きさ。その可能性に、聞いた時とても高揚しました。
デザインの観点でも、音声対話のUXという未知の領域への挑戦です。自然な対話とは何か、ストレスを感じず目的達成できるプロセスとは何か。画面という視覚的なインターフェイスとは違った、より体感覚的な設計が必要になり、デザイン領域の広がりを感じました。
管理画面などの視覚的なインターフェイスでも、AIが介在することで、これまで考えていたUI構築のステップや思考が変わります。ユーザーの入力ステップを最小限に抑えるための思考が、「そもそもそのステップ人がやらなくても良くない?」という、もう一段階前の問いに変わります。
「思ったことが実は実現できる」可能性があるという状況の中、デザイナーも経験ベースの思考ではなく、理想最適な思考が求められます。これは、とても刺激的です!
③熱量高い会社のバリューとフラットなカルチャー
入社前にオフィスにお邪魔した時から感じる、異様な熱気。会社全体が会社のビジョンやプロダクトの可能性を本気で信じていて、確信度が高い状態で夢中になっている。
「この場、この人たちとなら、ビジョンが本当に実現する」
そう確信させる「何か」がありました。
それが何であるか知りたい。という想いに駆られました。
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IVRyには3つのバリューがあり、これが全社に浸透しています。入社当日にCOOであるShinyaさんからバリューの説明とワークにより自分がどのバリューを特に体現するかを決めます。
日常業務で仲間にそれぞれのバリューを感じた時にスタンプを押してバリューチャンネルに称賛が投稿されたり、バリュー賞で表彰したりと仕組みがしっかりできています。
言葉ひとつひとつまでこだわってつくっていて、バリューがあらゆるレベルで浸透している。
前職で自分でバリューを作ったときも浸透が難しかったのですが、この規模で浸透させるためにとてつもない労力をかけていることがわかり、非常に感銘しました。
IVRyでは組織に上下がなくフラットなカルチャーです。
この当初から感じていたフラットな「雰囲気」も、実はしっかり設計されていました。フラットなカルチャーがあらゆるレベルで浸透しており、それが社員の主体性を育んでいます。
情報が行き渡ることも重視されており、私が個人的に驚いたのは、経営陣による会議も議事録が公開され、議事録に対して社員が自由にコメントできる仕組みです。ここまで開示して突っ込んでOK!という姿勢は、自分のこれまでの経験上考えられませんでした。
場の雰囲気のような、掴みどころのない感覚の部分まで戦略として設計し、労力を惜しまず実行されているのがIVRyの魅力であり強みだと感じました。
④デザイナーへの期待値の高さ
デザイナーとして、私はデザイン経営の考え方に深く共感してきました。その全てに関わりたいという想いが、これまでのキャリアを支えてきました。
16bit.inc.では、その想いをマネジメントや組織デザインに活かし、ishikakko.inc.では、デザイン制作やコーチング提供を通して、デザイナーの役割の可能性を追求してきました。
価値の創造(プロダクトデザイン)
企業文化の醸成(カルチャー・ブランディング)
会社の人格形成(ビジョン・ミッション・バリュー)
Okunishiさんと面談した際、私の想いを伝えたところ、「それこそが、IVRyのデザイナーに求めるものだ」 と共感していただきました。そして、実際に入社してみると、様々な領域に関わる機会をいただいています。
IVRyのデザイナーに対する期待値は非常に高く、非連続な成長を遂げる同社において、全ての部門が未体験ゾーンへの挑戦をしている中、
プロダクトだけでなく、あらゆる領域で理想的な「あるべき姿」を可視化し、導く存在。
として期待されています。
これは、私にとって、非常に大きなやりがいです。
⑤すごい人たちだらけの環境とデザイナー組織
IVRyには、すごい経歴の人たちが続々と入社してきます。そして、さらに驚くべきことに、彼らは皆フラットで良い人たちばかり。奇跡的な環境です。キャリアを積んだ経験豊富な猛者たちが、ちゃんと苦戦しながらもがいている。それがIVRyです。
そんな中で、デザイナー陣もしっかり頼もしい人たちばかりです。現在4人体制で、前職でCXOやリードを務めていた人材が集結しています。それぞれが強みや持ち味を活かして自走しながら、各プロジェクトにジョインしています。
IVRyのデザイナーの在り方や、チームのビジョン、デザイン組織としてのロードマップなど、密に議論を交わしています。
今後、非連続な成長を続けるIVRyにおいて、デザインの礎を今、仲間たちと築いている。 まさに、超貴重なタイミングです!
以上が、私がIVRyに入社を決めた大きな理由です。
この高揚感、伝わりましたでしょうか?
なお、2024年10月に業務委託としてジョインしてから正式に入社する決め手となったのは、Okunishiさんとの面談でした。
プロダクトやデザイン組織、会社のブランディングなど、IVRyの10年後、20年後に責任を持つデザインを構築するには、誰がやったかも大事。
IVRyの未来にも責任を持つには、やはり中の人であるべきだ。
この言葉に動かされ、私は入社を決意しました。
今、ishikakko.inc.は自分の白いキャンパスとして、IVRy以外の社会との接点や実験の場としての位置づけとして残し、IVRyにフルコミットしています。
SaaS未経験、苦労した制作会社とのギャップ
SaaS未経験の私がIVRyに入社して特にギャップを感じたこと、苦労した点を整理します。
中でも最も強く感じたのは、制作会社時代に染み付いた大前提をアンラーンする必要があったことです。
それは「ゴールはクライアントとの合意」という前提です。
制作会社でのクライアントワークでは、直クライアントでも代理店でも、最終的な決定権はクライアントにあります。
プロジェクトゴールやエンドユーザーへのアプローチという命題はある一方で、ヒアリング・レクチャー・提案の全ては、クライアントの意向を引き出し、目的に沿った意思決定をしてもらうためのプロセスでした。
IVRyでデザイナーとして目指すのは、クライアントや上司との合意ではありません。プロダクトとクライアント・エンドユーザーとの接点や体験、会社・組織の視点からも、あるべき姿を追求することです。
もちろん、その過程で手段としての合意形成は必要です。具体的にやっていることの中身は、制作会社時代と変わらないものもあります。しかし、最終的に向かうべき方向、意識の矛先は大きく異なります。
IVRyでは、当事者意識、というより当事者そのものとして、プロダクトや会社全体の成長に貢献していく視点が求められます。細かくアウトプットで求められる事の違いもありますが、この意識の差は自分にとって大きな変化でした。
最後に
齢43歳、理想との差分が明確だからこそ、まだまだ自分は雑魚だなーと感じることも多々あります。
その差分こそが伸びしろ!ここからまだ圧倒的に成長できると思うとワクワクします。
1人では到達できない大きな目標を達成するため、めちゃめちゃすごい人達と一緒に確信度高く全力疾走する。IVRyはそんな現場です。
年齢や業界問わず、ワクワクヒリヒリしたい人、非連続な成長にチャレンジしたい人はぜひ一緒にやりましょう!
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