神保町
基本的に本が好きなので、紙に印刷された本を買うのをやめて、すべて電子書籍で読む生活に移行してしばらくたった今でも、世界でも随一の古書店街、神田神保町の雰囲気を感じに、大した用事も目的もないにも関わらず、散歩がてら古書店街をぶらぶらするのが大好き。
神保町ということで当然ながらお昼はカレーです。
ボンディや鴻やエチオピア、キッチン南海、あるいは共栄堂でカレーを食べたのち、更に紙に印刷された人類の叡智と芸術の集合体の中心部に向かって散策を続ける。
いまさら古い本を買ったりはしないのだけれど、古本独特のカビ臭いにおいや、冷やかしで入ると老眼鏡の上からじろりとこちらを値踏みするように睨む老舗の店主のお爺さんにドキドキしたり、天井近くまでうずたかく積み上げられた、見る人によっては宝の山とも紙くずの山とも言える山脈をかき分けかき分け、他の客とすれ違うのも厄介な狭い通路をくぐり抜けたりするのも好き。
歩き疲れたら「さぼうる」で珈琲、「ラドリオ」でウィンナーコーヒー、あるいは「ミロンガ」で世界の珍しいビールを飲みながら本を読む。
まあ、古本ではなくて電子書籍なのだけれど。
何でわざわざ古書店街で電子書籍を、と我ながら思うけれど、やはり落ち着くんですよね。この雰囲気が。
やっぱり神保町はいいところだなぁ、大好き。
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