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しゅらん

転勤で日本中を転々としている人生だが、北陸には比較的長く住んでいたということもあって、元日の能登の震災の甚大な被害で変わり果てた街並みの映像を見ると心が痛む。


そんな中、我々ができることといったらひたすら日常をいつも通り平常運転すること。これが13年前に学んだ教訓だ。


間違っても不謹慎だのなんの言って、普段の活動を自粛することはやってはならない。
そんな自己満足のお気持ち表明は、被災者にとってなんの役にも立たないばかりか、かえって復興の妨げになってしまう。


そんなわけで、今年はいつもにも増して石川のお酒、富山のお酒をひたすら呑む一年にするつもり。



先日、ようやく15日からそれまで運休していたJR七尾線が、高松駅から羽咋駅までだが復旧する予定というニュースを読んだ。

羽咋で思い出すのは、浦和で毎日のように楽しい仲間と呑んだくれてた頃に、駅の裏の通りのお店にて、偶然隣り合ったジョジョ好きの女性と盛り上がった夜のこと。

ぼくはいつも角ハイボール


能登半島の西側、石川県の羽咋市という小さな町をご存知ですか?

敗北を認めるんじゃあない! 花京院!
リーさんに、あべどりってなんですか?って聞いたら、即答でニワトリの一種です!って。


その羽咋の駅前に「ジャーン」とか「ゴゴゴゴゴ」などという、まるでジョジョの擬音が石化したかのような奇妙な謎のオブジェが並んでいましてね。
日本中のジョジョの熱烈なファンという極めて物好きな連中が、遠く能登半島までやってきて、その石の前で思い思いにジョジョ立ちなる例のポーズで写真を撮って満足げに帰るらしいんですよ。

アヒージョ
と、バゲット



「なになに?それ、おもしろそう!」と食いついてきたので

実は私も、嬉々としてジョジョ立ちしに馳せ参じたのですよ、二度も。

などと、店の壁のコルクボードに私が貼った「柱の男」の写真を見ながら。


「リーさん、こいつにスパゲティを食わしてやりたいんですが、かまいませんね! !」



能登半島をはじめとする石川、富山、福井、新潟の被災された方々の、日常への復帰、平穏と安寧の日々が一日でも早く戻ることを心から祈る。

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