金帯橋 写実画と装飾画 動画あり
山口県岩国市の錦帯橋(きんたいきょう)を題材に、写実的な水彩画1枚と装飾的な水彩画1枚を描いたときの描き方の違いを説明します。
元の著作権フリー写真(↓)
photoAC (https://www.photo-ac.com/)より
この写実的な水彩画では、一部にマスキングインク(ホルベイン製)を使って描いています。下絵は下図参照:
全体に薄く色を塗り、その後、橋の欄干などにマスキングインクを塗ります。
塗りこみ作業が進んだら、マスキングインクをはがし、更に加筆します。
細部を描いて、完成です(下図参照)。
一方、装飾的な絵では、マスキングインクは使っていません。今度の下絵は、前の絵よりも細かく書き込みました。
まず、大雑把に薄く色を塗り、
細かい部分を塗ります。橋の色は、周りの色との調和を強調して、赤くしました。多少下絵の線からはみ出てもかまわず塗りました。
これで完成です。
これらの描画過程を記録したのが次の動画です。
『金帯橋 写実画と装飾画 / Realistic/Decorative Kintaikyo Bridge』 (11分59秒)