WE ACTION DAY
10月2日(土)、私の所属するノジマステラ神奈川相模原というクラブは、WEリーグが設けているWE ACTION DAY(理念推進日)に放課後デーサービスの「るうちぇ」様、「まはろ」様、「花笑み」様と共に、WE ACTION DAY「サッカーでインクルーシブな社会を!」を開催しました。
・WE ACTION DAYとは
WEリーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」を体現するために、各クラブがアクションを起こす日です。
知的障がいや発達障がいのある子どもたちと一緒に約1時間サッカーを楽しみました。
メニューは自分たちで
私を含む6名の選手と「るうちぇ」の代表者と一緒に、当日行うメニューを考えました。
※「るうちぇ」様とは一度サッカー交流会を実施したことがあります。
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まず、サメ体操で準備運動。
Baby Shark という曲に合わせて移動&ポージング。ポーズはその場で子どもと選手に考えてもらいました!
これは元々、「るうちぇ」様で普段から行っている体操で、時間が限られている中で説明に時間をかけたくないのと、知っているものの方が盛り上がりやすいだろうと考え、サメ体操を行いました。
次はブース体験。①〜③のブースを順番に体験してもらいました。
①コーン倒し
ひたすら子どもたちがコーンを倒す、そしてひたすら選手がコーンを起こす。(逆バージョンも)
最後に何が楽しかった?って聞いたら、「コーン倒し!!」という声が多かったです!
②ボール出し
選手がキープしているボールを子どもたちが枠の外に出す。
当初の予定は、マーカーで枠を決めていましたが、それだと子どもたちに分かりにくいとのことで、センターサークルで行うことにしました。
普段当たり前のように、マーカーでエリアを決めてポゼッションなどの練習をしていたので、「線じゃないと子どもたちは分かりにくいよ」と言われて、ハッとしました。
事前に確認できてよかったです。
③まねっこどんどん
選手が出した色のビブスを着ている選手のところへ移動しその選手の真似をする。(ボールありとボールなし)
ビブスを着て視覚的に分かりやすくした方が良いというアドバイスをいただきながら、担当した選手が工夫してくれて、子どもたちも困ることなく楽しめていたように思いました。
そして最後は、ミニゲームをして終わりました。
ミニゲームも、ゴールにビブスをつけて色で攻める方向を分かりやすくするなど、こどもたちが理解しやすいように、意識してメニューを考えました。
WE ACTION DAY を終えて
WE ACTION DAYは、社会貢献ってなんだ?私たちには何ができるんだ?と、考えるきっかけになることができる良い日だなと感じました。
また、クラブ単体の活動ではなく、地域との繋がりができる(保てる)ことが良いなと。地域に根付かないクラブが強くなるわけがないと思っているので、ここは非常に大切な要素だと感じました。
それから、メニュー考案にあたり、障がいを持つ子どもたちにどんなメニューを考えれば楽しんでくれるのか、一緒に楽しむことができるのかということを考えました。これは障がいを理解することと同じなのかなと思いました。ちょっとした違いに気がつくだけで、お互いが楽しめるんだなと。
マーカーで作られたエリアは分かりにくいけど、線で区切られたエリアなら分かるとか、同じ色の練習着の選手間を移動するのは難しいけど、ビブスで色を分ければ移動しやすいとか。
こうすればいいのか!という感じで、少しの工夫や思いやりがあるだけで、同じようにサッカーを楽しむことができる。どのスポーツにも通じることだし、どの社会にも通じるのではないかと感じました。
子どもたちの「楽しかった」「またサッカーしたい」こういった声が聞けただけで、これからも頑張ろうと思えたし、またこのような機会をつくりたいなと思いました。
多くの気付きや学びがあり、とても有意義な時間でした。他のクラブのWE ACTION DAYにも注目していきたいです。
...
昨日、この日参加してくれた子どもたちの中で、試合を観に来てくれた子がいました。
すごくすごく嬉しかったです。
一緒にボールを蹴って、サッカーを楽しんだ選手たちが、スタジアムで躍動する姿はどんなふうにその子の目にうつったんだろう。
単なるサッカー教室で終わるのではなく、少しでも子どもたちに、何らかのきっかけを与えることができたなら、それは夢や希望を与えるってことなんじゃないかなと。
これからも、今回のご縁や子どもたちとの繋がりを大切にしながら、頑張っていきたいです。
石田みなみ
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