中国ドラマ「Love Song in Winter」(冬至)
主演：ホアン・ジンユー(黄景瑜)、スン・チェン(孙千)、ワン・ティエンチェン(王天辰)
2024年 全36話
いしゃーしゃ的オススメ度：★★★★★
（写真＝すべて本作公式微博より）
2025年最初のドラマ記事は推しの中国ドラマで！
昨年ずーっと配信を待っていた本作。七夕（中国では8月末）に出るかと思っていたが、タイトル通り、年末の忙しい、ほぼほぼ冬至の日に配信開始された。
どうせiQIYのリアタイ視聴はついていけないので、新年に入ってからゆっくり観ようと思っていたが、意外にも面白くて、思ったより早く完走！
別れた二人が再会する物語
スン・チェン演じる麻酔科医のルー・イェン(陆嫣)は、近頃夜勤の帰りに誰かにつけられているような気がする。そしてある晩、8年前に死んだはずの親友ダン・マン(邓蔓)の姿を見かけた！
そんな折、大学時代に付き合っていた、ホアン君演じる警察官のジャン・チェンイー(江成屹)と再会。二人とも不本意に別れていたため、再会に心が揺れるものの、なかなか前進できない。
しかし、ルー・イェンの周辺で奇怪な事件が次々と起こり、二人とも巻き込まれていく。そして真相を探るうち、8年前の親友の死をめぐるさまざまな真実が明らかになってくるのであった。
ラブストーリーかと思ったら、思いっきりミステリーサスペンスだった！
軍人、消防士、スパイの役が続いたホアン君、今度こそは普通のラブストーリー❣️と思っていたら、また警察官と分かった時点で、もう平和じゃないストーリーと確信(笑)。
まあ、彼の体格や能力を考えたら、ただオフィスで座っている役とかも無理だよね。
配信の2週間前に、エリック・チョウ(周兴哲)が歌う主題歌が出た。「映画とドラマの主題歌なら僕に任せて！」て感じの彼の楽曲は台湾の作品ではお馴染み。だから中国ドラマなのに、彼の曲を使うなんて珍しいなと思っていたら、監督は台湾人のユー・チュンチュン(于中中)だった！
大好きな『結婚なんてお断り⁉︎(必娶女人)』や、『オオカミ君王とひつじ女王(半是蜜糖半是伤)』は観ているので、期待度は十分。
前半でルー・イェンとチェンイーが少しずつ近づいていくものの、一歩前進すると何かしら事件が起こってしまう。そんな時、ルー・イェンを助けようと出てくるのがワン・ティエンチェン演じる、チェンイーとは同級生で今は芸能プロダクションを経営するウェン・ポン(文鹏)。
大学時代からルー・イェンのことが好きだった彼は、ここぞとばかり、彼女を支えようとする。
色々と起こる事件であるが、最初は単純にルー・イェンを襲うストーカー事件かと思いきや、裏にはとんでもない策略が潜んでいる、なかなか意外な展開に満ちたミステリーであった。
メインの3人がとにかく良かった！
今回のホアン君の相手役は、『流星花園2018』で見て以来、気に入っているスン・チェンちゃん！
ホアン君ともケミが良くて、今までの相手役で一番好きかも！
ホアン君はアクションはもちろんだが、今回は彼女の気を引くために、または他の男を牽制するための仕草など、どれも可愛くてキュンキュン❤️
軍服とか制服じゃない、割と色々な服装も今回はあったかな。
しかし、今回初めて見たワン・ティエンチェンもとても良かった！
芸能プロダクションの社長として、やり手のビジネスマンの姿がかっこいいが、実は幼い頃は父親にDVを受け、母親に捨てられた絶望的な子供時代を送っていた。
ネタバレをしたくないので詳細は書かないが、ラブストーリーの主役がスン・チェンちゃんとホアン君なら、サスペンスストーリーの主役は彼と言ってもいいくらい、壮絶な孤独感と狂気に満ちた彼の演技は見どころであった。
彼のストーリーは、親が子供に及ぼす影響について考えさせられる。
サブカップルも二組おり、彼らのストーリーも良かった。典型的な結婚式のシーンで終わるのかな、と思っていたら、意外にも面白い締めくくり。
それに劇中では「寧海市」となっているが、舞台は上海。台湾人監督が撮るドラマのロケーションは一味違うところを見せてくれて、今回もとても良かった。
現在大ヒット中だし、ストーリーとして面白かったので、これは日本でも近いうちに配信か放送されるのではないかと思う。
こちらが予告編。ほとんど最終話のシーンなんだけど。
こちらが主題歌で、劇中でも何度も流れるエリック・チョウの『想念你想我』🎶
MVのストーリーは本作とは関係ない。
こちらは音源＆歌詞のみだが、実はホアン君もエンディングを歌っている！最初に聴いた時、ん？誰だ？と思い、クレジットで確認してびっくり！ジェリーやBIE君だとすぐわかるんだけど、ホアン君は意外だったかも(笑)。ちょっと上手くなったね🎼