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中国ドラマ「Derailment」(脱轨)

主演:リウ・ハオツン(刘浩存)、リン・イー(林一)、ホアン・シェンチー(黄圣池)、ファン・シーラン(范诗然)
2023年 全30話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★☆
(写真=すべて本作公式微博より)

2023年から立て続けに出ている大好きな林くんのドラマ、本作は配信が始まった時に観ようと思っていたら、日本ドラマ『僕のいた時間』のリメイク『陽だまりのキミと (谢谢你温暖我)』が出たので、こちらを先に観てしまった。

その後、VIKIで観ようと思っていたが、なんと!noterさんのMaika Takaiさんが、YOUKUで本作の日本語字幕をつけてくださったとのこと!
時間ができたし、他にも観たいドラマがあったので、YOUKUにまたまた3ヶ月サブスクして本作を完走!

交通事故で7年前にタイムスリップ

リウ・ハオツン演じるジャン・シャオユェン(江晓媛)は財閥であるジャン(江)グループのお嬢様。強気で時には傲慢な性格の故、ほとんど友達もいない。

本作で初めて見るリウ・ハオツン。


ある日、とある出来事がきっかけで、唯一の友とも言える、ファン・シーラン演じるフォン・ルイシュエ (馮瑞雪)と大喧嘩、そして彼女が失踪してしまう。
彼女を探す途中でシャオユェンは、運転中に交通事故にあい、橋から落ちてしまった。

シャオユェンが気がつくとそこは何もない山の中、通りかかった車の女性に助けてもらうものの、なんと2018年、7年前にタイムスリップしていた!

そこで林くん演じる祁連 (チー・リェン)という青年に出会う。彼はシャオユェンのことを知っているようであるが、彼女には全く覚えがない。
最初は気が進まないものの、色々と彼に助けてもらうようになり、なぜシャオユェンがタイムスリップしてしまったのかを一緒に探っていくことにする。

どの作品でもかっこいい林くん❤️

もっと詳しいイントロダクションは、こちらのMaikaさんの記事も併せてお読みください!

そしてより詳しいキャスト紹介はこちら!


実はタイムスリップものじゃなかった

本作の原作は、数々の作品がドラマ実写化され、大成功している女流作家Priestの同名の小説。古装劇が多い印象なので、個人的には多分ドラマ作品を見るのは初めて。

最近、なぜかあまりタイムスリップものに惹かれなくて(歳か?笑)、本作も正直、ちょっとテンション低くなっていたが、林くんは見たいので頑張ることにした。せっかくの日本語字幕だし。

前半は、7年前の世界でシャオユェンが、なんとか頑張っていこうと美容師、そしてメイクアップアーティストとして奮闘するお仕事&キャリアアップ物語。それはそれでおもしろかったが、じゃあ、このタイムスリップはどう解決するの??と思っていたら、思いもかけない展開となる。

最初はあまり重要視していなかったが、実は超重要人物だったのが彼、ホアン・シェンチー演じるメイクアップ講師の蒋博 (ジャン・ボ)

横顔と正面から見る顔で、印象が変わるホアン・シェンチー

シャオユェンが頑張って仕事をしている頃、チー・リェンはシャオユェン、そして失踪した自分の友人についていろいろと調べていた。

シャオユェンとチー・リェンの過去、ジャン・ボの過去が回想されていくに連れ、次々と衝撃の事実が判明してくる。この辺りの展開はなかなか意表をついたもので、単なるタイムスリップではなかったことには驚いた。
ネタバレしたくないので、ぜひ本作を視聴していただきたい。

安定感が出てきた林くん

本作の林くん、なかなか良かったけれど、あー、やっぱりキュンキュン度では『Love Scenery (良辰美景好时光)』を超えることはないなぁ。
といっても、あの足の長さでのアクションシーンはやっぱりカッコいいし、ほぼ最後の方の号泣姿にはグッときた。
一作一作ごとに、安定感が出てきて、演技にも深みが出てきているなと感じさせてくれた。

今回はスーツ姿が多かった林くん

それよりも意外に良かったのがリウ・ハオツン。
最初は、本当に可愛くないな〜、こいつ生意気〜とか思っていたが、途中からぐっと彼女の演技がよくなってくる。
私はイケメンはよーく注意して見ているが(笑)、女優の方はあまり興味がなくて、作品のキャラに合っていて、ケミが良ければ、そんなに特別な感想もない。
しかし、彼女は過去と現在のキャラの使い分けも良かったし、あざとかわいい部分なんかもあったりして、結構気に入った。
まあ、今後他の作品も観るかは、共演のイケメン次第だけどね。

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サスペンスとして面白いだけでなく、何より脳科学をテーマとしているので、今後の技術などの発展や研究について考えさせられる部分もある。
私は4つ星にしているが、これは林くんのキュンキュン度が足りないってことだけで😅、ストーリーとしてはいいのでオススメ度は高い。

こちらが挿入歌の『Can You Hear Me』🎶
実は主題歌より、こちらの曲の方が聴く頻度がずっと高く、印象に残っていた。