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【不登校リカバリーCPC】娘の発達課題回復記録12《セラピー編》親子でできる!神経システムを癒すアートワーク

はじめに

“トラウマ”の癒しによって、身体と心と人生を変えていくお手伝いをしている、ハートエデュケーションセンター代表、川村法子(イーシャ)です。

私の自己紹介はこちらからどうぞ。

不登校リカバリーCPCのCPCとは、Conscious Parenting Circle(コンシャス・ペアレンティング・サークル)の略です。

日本語で言うならば

Conscious(コンシャス)→意識的な
Parenting(ペアレンティング)→子育て
Circle(サークル)→サークル

ということで、意識的な子育ての会という意味です。


意識的ってどんな意味?

意識的という表現は、セラピーやカウンセリングを受けている人は、よく使う言葉かもしれませんが、一般的には伝わりにくいかもしれません。

「意識的って、目を開けて、こうして生きているんだから、当たり前のことじゃん!」

って思うかもしれませんが、実は、そういう意味ではありません。

意識的という意味は、今は感じられない無意識の思いに引っ張られるのではない、今の自分の意識をしっかり目覚めさせているという意味です。

傷ついた状態にある時、多くの人が、無意識に傷を抱えています。

トラウマが私たちの神経を傷つけ、その傷によって恐怖や不安が増大し、それによって、私たちは様々な信念を持ってしまいます。

😞人を信じてはいけない
😞どうせ嫌われている
😞上手くいくわけがない
😞誰ともつながらずに孤独でいた方がいい

こういったことも信念です。

さらに、信念は、わかりやすく言えば、以下の4つに分かれます。

1. 自分が作り上げたもの
2. 親から受け取ったもの
3. 先祖から受け取ったもの
4. 社会から受け取ったもの

ハートエデュケーションセンターでは、身体からのトラウマ解放と共に、こういった信念の解体を行っています。

子どもに不要な信念を持たせないために

さて、日本語で「信念」というと、良い意味の信念に捉えられがちですが、心の世界でいう「信念」とは、思い込みのことです。

つまり、子ども時代に、なるべく思い込みを作らせないような環境が、大事なのです。

思い込みを作らせない環境とは、子どもに不安や恐怖を与えない、風通しの良い環境のことです。

身体的、精神的暴力は、恐怖によって子どもに多くの信念を植え付けますが、語られない真実、無言の圧力がある環境も、十分に子どもに不要な信念を与えてしまいます。

親も子も、神経システムが安定していて、正常な状態でいられることが、何よりも大切なんですね。

親子でできる!神経システムを癒すアートワーク

お子さんの不登校や、過敏な状態に悩んでいる親御さんご自身が、実は、子ども時代に不登校だったとか、学校が嫌いだった、人間関係が苦手だったということは、とても良くあることです。

私自身もそうでした。

詳しくはこちらにも書いています。

こういった思いは、まさに信念です。

じゃあ、どうしてそんな信念が出来上がるのか?というと、恐怖や不安から神経システムが不安定だからであって、その子の性格や運命というわけではない場合が、ほとんどです。

思い込みを変えたければ、実は、身体からの癒しが近道です。

ということで、不登校の回復のためには、実は、親子で一緒に、神経システムを回復させるセラピーがとても効果的です。

とはいっても、「セラピーってどこで、誰から受けたらいいの?」と迷っている人も多いはずです。

そんな時は、ぜひ、この書籍を参考にして、まずは、自宅でセルフでスタートしてみてください。

色鉛筆と白い紙だけ用意したら、今日から始められますよ。

さらに、このワークは、ただの気休めではなく、EMDRの効果を取り入れたもので、トラウマの癒し効果があります。

EMDRとは

EMDRとは眼球運動によって脳神経を刺激して、心の混乱を解きほぐす手法です。

この手法が良い点は、思い出すのが苦痛なほどの激しいトラウマや、言語化できないトラウマがある場合に、過去の詳細を思い出すことなく、眼球運動によって癒しが可能になる点です。

ですが、EMDRにも、ある程度のカウンセリングが必要になるため、幼い子どもやお年寄りには難しい場合があります。

そんな時、八の字を描きながら、それを目で追っていくだけで、EMDRの眼球運動効果と、アートの効果が得られるこのワークが、とても有効だと、著者の田上洋子医師は語っています。

親子でワークする方法

このワークは、さらに、親子でやると効果がアップします。

本には描いてありませんが、私が娘に行ったワークをご説明しますね。

とっても簡単ですよ。

1.お子さんと親が、それぞれに画用紙を用意して、好きな色を使って、八の字を描きます
2.画用紙を交換して、子どもは親が描いた八の字の上をなぞり、親はお子さんが描いた八の字の上をなぞります

このシンプルなワークによって、親子で相手の内的なリズムが感じられます。

娘の混乱した内的リズム

このワークを行ったのは、まさに、娘が不登校真っ最中のことでした。

びっくりしたのは、娘が描いた線が、とても不安定で、ガタガタしていたことと、安定したリズムが刻めていなかったことでした。

色も暗くて、なんとなくバランスも悪かったのです。

この画は、娘の線の上を、私がなぞったもので、少し線が安定しています。

太い黒い線の後ろに、不安定で、細い線があるのがわかるでしょうか。

ワークを行って、こんなにも娘が不安定な状態だったのかとわかり、びっくりもしました。

また、逆に、娘が私の画をなぞることで、安定したリズムを感じられたようでした。

こんな風に八の字を四方八方に描いても素敵です。

このワークは、全く深刻さがないですし、多感な時期の思春期でも、まだ言語化が難しい小学生でも、始めやすいです。

我が家もこういったワークを自宅でやりながら、娘は徐々に回復していきました。

不登校の子は、絵を描くのが好きという子が多いですから、ワークにも抵抗が少ないはずです。

絵を描くときは、ぜひ、線を目で追ってみてくださいね。

描き方をみていても、その子の癖がわかるので、丁寧に観察してやってみてください。

うちの娘は、当時は、すごく線が雑で、慌てたような描き方をしていました。

それだけ、神経システムが安定していなかったのだと思います。

シンプルなワークですが、わかること、改善していけることがとても多いのです。

次回も、また、セラピー編として、娘が回復するまでにやってきたセラピーをご紹介しますね!

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