双極症を受け入れる 〜私の場合〜
読みに来てくださって
ありがとうございます。
ちょっとばかり?
混合(軽躁とうつが入り混じった)状態で
過ごしていました。
今までなら
「こういうきっかけだからうつ」と
思って過ごしていたことが
トリセツと週間行動表で
混合状態に気付けたおかげで
比較的落ち着いて過ごせています。
多くの患者さんにとって
双極症であることを受け入れるのは
なかなか大変、と言われています。
私は自分が医療職だったことや
診断が50歳を過ぎてからだったので
すんなり受け入れられた部分は
あると思います。
ただ、それ以上に大きかったのは
31歳で先天性の血液疾患が判明し、
生きていくためには
生活上での注意がいくつも必要、
ということでした。
それは血液の凝固系の異常で
血液が血管内で固まらないようにする
タンパク質が異常に少ないのです。
なので血流が滞ると血栓を起こしやすく
それが肺などの血管で詰まると
重篤な状態になり
最悪、亡くなる場合もあります。
一生薬は飲み続けなければいけないし
太もも上までの弾性ストッキングを
着用しなければならない。
血行をよくするための
日常が必要となりました。
加えて、今はどうかはわかりませんが
30年ほど前には
子供を産むことは難しいし
生まれても諸々厳しい状態と言われ。
専門書や論文をいくつも読んでも
この現実を否定する言葉は出てこない。
30歳過ぎの私にとっては
かなり衝撃的な宣告でした。
その後ふくらはぎに血栓を起こして
2度入院しましたが
その後はコントロールが上手になり
入院することなく過ごせています。
そんなわけで
双極症と診断された時
「…そうか」と思ったものの
「もう一つ相棒が増えた」感覚で
受け入れはすんなりできました。
生活上の注意点は
意外と共通することも多く、
血の巡りをよくすることは
いろいろなことにつながるのだ、と
改めて思っています。
ただ、双極症の方が
セルフモニタリングを
細かく行う必要があり、
元々の病気より手がかかる気がします。
逆にいえば
弾性ストッキングのことを除けば
双極症と上手に付き合うことが
元々の病気にもよいわけですから
意外とお得?なのかもしれませんね。
(変にポジティブ)
最後まで読んでくださって
ありがとうございます。
またお目にかかれますように。
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