あーなんてすてきな日だ!侍ジャパンメキシコ戦
先日、担任をしていた6年生の卒業式でも、涙を流すことなく、「元気でな!ばいばい!」とお別れした私が!涙が止まらないのです。
7回裏、なかなか追い付けなかった3点差を、一気にうめる吉田の奇跡のスリーランで3-3。しかし8回、それまで全く打たれる気配がなかった山本がつかまり失点、3-4。色々わけあって近い存在の湯浅が出てきて、無駄にドキドキする。好投するも1点追加され、ベンチで帽子をたたきつけ悔しがる湯浅。もうだめか~と思った裏の攻撃、相手ピッチャーの具合が悪く、結果、山川のおそらく本人は不本意であろう外野フライ、タッチアップで1点差。少し緊張が感じられる大勢と大城ですが、9回表を抑えて裏の攻撃。ここから涙が止まらない。
まず大谷。交代したばかりのピッチャーの1球目を逃さず右中間へ。走りながらのヘルメット投げ捨て、爆走。ここで涙その1。
そして二塁ベース上で肉食獣となる。ベンチ前に出てその煽りに応えるジャパンチーム。
続く吉田フォアボール、ネクストの村上に「頼んだぞ」と言わんばかりの指さし。ここで涙その2。
やっぱりチャンスで回ってくるよね、逃げられない村上…。吉田の代わりに周東が代走ってことは、この回で決めるという監督の意志。ここで涙その3。ホームランじゃなくてもいいよ、二塁打で周東は返ってくる。おそらく日本中が村神に祈る…。がんばれ、村上…。
そして村上への3球目。昨年何度も見た、センター左へ一閃。
ボールの行方を確認しながらホームを目指す大谷、その大谷の背中だけを見て追い付くようなスピードで走る周東。
三塁ベンチ前にすでに飛び出して、跳び跳ねる日本チーム。
周東、その仲間の前を颯爽と走り抜け、スライディング、ホームイン。メキシコの外野からの返球は大きく右にそれる。周東、左腕を空に付きだし、両手でヘルメットを脱いで空に高く放り投げる。
集まる仲間、飛び散る水しぶき、笑っている、それでいて泣きそうな村上の顔。
涙涙涙もう止まらない。マンガ?ジャンプ?もはやマンガだったら嘘くさい。
やっぱり野球が好きだ。
あーなんてすてきな日だ。
明日が楽しみだ。