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「時間と時刻10」旅行業務取扱管理者試験と時差|こどものにほんご
「時差」を捉える:総合旅行業務管理者試験
病気が落ちついた時、国内旅行にでも行きたいなと思ったのですがいろいろなバリアの中旅行をするのは難しいのだなぁと実感しました。
ちょうどそのころ、京大生がお祖母様と歴史ある旅館に宿泊した時に感じた不便を解消したい、という思いからバリアフリーのツアー会社を起業したというニュースを見ました。
旅行会社を開くには「旅行業務取扱管理者」の資格が必要です。
自分が起業することは考えてはいませんでしたが、調べてみると面白そうだったのでユーキャンに申し込みました。
国内旅行の取り扱いは「国内旅行業務取扱管理者」
海外も取り扱う場合は「総合旅行業務取扱管理者」の資格が必要で、国内だけ受けることも可能です。
国内旅行実務:JR・国内主要航空会社・貸し切りバス・フェリー・旅館など の運賃料金計算および規則・条件
海外旅行実務:国際航空運賃計算、出入国に関する法令、出入国および海外に関する実務、旅行外国語(英語)
〔共通〕旅行業法及びこれに基づく命令
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
観光地理
国内も「サンライズ出雲・瀬戸」が岡山で分かれる際の運賃など気をつけなくてはならない点がありますが、海外は航空運賃や時差・通関、英語表記の注意書きを読んだ上で内容を理解しているか問われ、結構ややこしいです。
実務に携わることも無く、時間の経過と共に学んだことを殆ど忘れてしまいました。でも、観光地に関する学習は興味深く楽しいものでした。
UTC 協定世界時
1972年以降時差についてUTCで考えられているそうです。
ところで、UTCって?
Coordinated Universal Time、協定世界時の略称です。
原子時計の時刻(国際原子時)と、地球の自転に基づく時刻(世界時)のずれを
補正するために、うるう秒で調整されています。
GMTは、ロンドンのグリニッジ天文台を経度0度と定め、太陽の南中時刻を午後0時と定めた仮想的な時間です。これに対して、UTCは原子時計と精密な天体観測に基づくはるかに精度の高い時間です。
姉のいるオーストリアとの時差を考えて、前の日に早寝して誕生日のお祝い電話をして満足していた忍者の子。
勘違いしていたことに気づきます。
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母国で時計の読み方や時差の考え方を学習し理解している場合、それに対応する日本語を練習すれば良いだけのことなのですが
1日が24時間であることや地球上の位置により時差が生じることをまだよく分かっていない場合や、今後その子が学習する機会をもてるか分からない場合は、発達段階に応じて丁寧に押さえる必要がありと考えます。
国と国を移動することによって生じるさまざまな学習の空白をなるべく埋め、いつでもその子が実用的な知識として活用できるように備えることが
子どもの学習意欲を支えることにつながるからです。
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昔は「スシ」「テンプラ」「スキヤキ」が海外の人が知る主な日本食でしたが、現在は和食が無形文化遺産に登録されたことも影響してか(手頃で美味しいからか)私たちの日々の食卓にのぼるような料理が知られるようになっています。
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りんご…सेब:ヒンディー語 えんぴつ… قلم:アラビア語(ペン?)
がっこう…paaralan:タガログ語 ほん…หนังสือ:タイ語
まど…창:韓国語 いぬ…狗:中国語
水色の枠に、例としていろいろな言語で書いています。
基本的に日本語学習をする子の母語を書く欄です。
年齢、性格、保護者の意向などさまざまだと思いますが
言語はその子の財産になるはずなので、可能な範囲で
母文化尊重をする支援も出来ると良いなと思っています。