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【2024WS3DAY3】学生ワークショップ参加レポート

DAY3の到達目標は、前回のWSを踏まえ「社会の変化」と「生活者の変化」を言語化し、設定したリサーチクエスチョンに対する「仮の答え」として未来の社会像を明文化することでした。また、前回同様、事前課題としてPESTカードの追加作成がありました。

しかし、今回はとにかく量を増やすのではなく、Day2で各チームが決めた未来の方向性を補強する観点で追加することに重点が置かれていました。

DAY3では、前回の議論の振り返りからスタートしました。1週間も間が開くと忘れてしまっている部分も多かったです。しかし、電子付箋ツールMiroを確認しながら、チームでの議論を振り返ることができたので、思考の整理につながりました。

改めて、議論を可視化することの重要性を実感しました。振り返りを終えた後は、前回特に着目したPESTカードと事例の連続性を捉えて、「近い将来(2030年頃まで)から遠い将来(2040年頃まで)」と時系列になるようにそれらを選定していきました。

次に、その選定したPESTカードや事例を参考に、「社会の状況」と「暮らしのシーンや生活者の考え方」を考えていきます。「〇〇な制度が整備されて、社会が〇〇に変化し、結果として〇〇なサービスが生まれる」、「それによって、〇〇な人が〇〇するようになる」というように、選定したPESTカード等から具体的な変化のストーリーが作り上げられていきました。この作業で、自分たちの着目したPESTカードや事例から具体的にどのような形で未来が変化していくのか、構造的に整理することができました。

最後は、作り上げられたストーリーからリサーチクエスチョンに対する「仮の答え」を明文化していきます。各チーム、改めて「2040年の地方都市における〇〇は、〇〇になる」というテーマを決定したら、そこから従来の価値観と2040年代における価値観を象徴するセリフを議論しました。テーマを決めるだけでなく、変化した未来を生きる人々のセリフを決めることで、より生活者に近い視点を持つことができました。

次回はいよいよ最終日。全チーム、どのような未来を捉えて、その未来におけるどんなアイデアを考えたのか、発表がとても楽しみです。

i.school2024年度通年生
愛知学院大学 経営学部経営学科 4年
杉浦元紀

本ワークショップについて
日立が作成した未来洞察シナリオを活用しながら、人口減少が進む日本の地方都市を対象に、未来のインフラサービスをデザインすることを目的に実施されました。人口減少が進む未来を悲観するのではなく、社会の縮退に合わせたインフラの移行について考えるワークがおこなわれました。

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