i.school / JSIC

2009年に東京大学で始まったイノベーション教育プログラムです。社会的課題を解決するア…

i.school / JSIC

2009年に東京大学で始まったイノベーション教育プログラムです。社会的課題を解決するアイディア創出法に焦点を当て、人間中心イノベーションを体系的に学んでいきます。2017年度に東京大学から独立し、全国の学生のみならず社会人に向けてより開かれた教育活動を目指しています。

マガジン

  • TISP Reports

    イノベーション教育プログラム i.school / JSIC が夏に開催する Tokyo Innovation Summer Program の開催レポートです。

  • i.school2024通年プログラム参加レポート

    i.school2024通年プログラム参加レポートです。

  • 【i.school検定1級】ワークショップ実施レポート

    i.school検定1級認定者が執筆した「ワークショップ実施レポート(論文)」を掲載しています!

  • イノトーク

    イノトークレポートです。

  • 通年生/修了生への3つの質問!

    i.schoolの通年プログラムに参加している通年生、あるいは修了した修了生の生の声をお届けします。i.schoolにはどんな人が参加しているのか、そしてどんな考えや思いを持っているのかなど気になる方はぜひのぞいてみてください。

最近の記事

【TISP :Tokyo Innovation Summer Program】2024 Report (English ver.)

In this report, we provide a summary of the 2024 TISP (Tokyo Innovation Summer Program) held in Miyazaki, Japan. Details of each program are described in separate articles, so please be sure to check those out as well! ■Overview of TISP (T

    • TISP (Tokyo Innovation Summer Program) 2024 レポート

      本レポートでは2024年度実施のTISP全体像をまとめました.プログラムの詳細はそれぞれ記事にまとまっていますので,ぜひそちらもご覧ください! ■TISP(Tokyo Innovation Summer Program)全体の構造 TISPの特徴 i.schoolでは,イノベーションを生み出すための方法論を学術的知見に基づき体系化してきました.TISPは, i.schoolの方法論を用いながら高校生・大学生がアイディア創出を行う英語でのサマープログラムです. TISPは2

      • 【2024 TISP Day4 】

        TISP最後の作業日が始まりました! 泣いても笑っても今日が最後! アイデアに徹底的に向き合う高校生の姿が眩しいです! 本日はこれまでの成果を中間発表としてプレゼンし、フィードバックをもとにアイデアのプロトタイピングを行います。 中間発表は予想以上に白熱し、想定時間を大幅にオーバーしました! 最終発表ではスライド形式の発表とは別に、スキット(芝居)でアイデアを説明することが求められています。 そのスキットで使う道具を、段ボール等を使って仕上げていきます。これまでのプログラ

        • 【2024 TISP Day5 】

          場所:宮崎県立農業大学校 農業総合研修センター チームのメンバーと共に議論と試行錯誤を重ねてきたTISPもついに最終日を迎えました。 本日の最終発表では、各チームが考え出したビジネスアイディアを、スライドやモックアップ、そのプロダクトが実際に使われる場面を想定したスキットと共に発表します。 地震の影響が残る中での開催となりましたが、株式会社新緑園、株式会社 栗山ノーサンの方々にも会場にお越しいただきました。また、株式会社川上木材の方、i.schoolエグゼクティブ・ディレ

        【TISP :Tokyo Innovation Summer Program】2024 Report (English ver.)

        マガジン

        • TISP Reports
          11本
        • i.school2024通年プログラム参加レポート
          20本
        • 【i.school検定1級】ワークショップ実施レポート
          2本
        • イノトーク
          6本
        • 通年生/修了生への3つの質問!
          17本
        • i.school2023通年プログラム参加レポート
          39本

        記事

          【2024 TISP Day3 】

          【アイスブレイク~午前・午後ワーク】 本日の頭のアイブレでは、言うこと一緒やること逆ゲームを行いました。最初はチームごとに行うい、最後に全体で行いました。ルールがいかんせんシンプルだったので皆に楽しんでいただいたようで、進行役の私としてもとても嬉しい気持ちで一日をスタートすることが出来ました。 午前中は、昨日のワークショップを踏まえて、チームそれぞれやり直す部分の見極めを行い、午後のセッションへの指針を全体に発表するところまでを行きました。私の班は当初、統括的分析の意味を

          【2024 TISP Day3 】

          【2024 TISP Day2 】

          本日はワークショップの1日目でした。 午前中は昨日訪問した企業の強みを付箋に書き出し、グループ内で情報共有・類似内容の組織化を行った後にグループ間でのミニプレゼンを行いました。どのグループにおいても高校生は沢山の情報を書き出した様子が見られ、プレゼンにおいては英語が得意でない学生でも頑張って情報を伝えようとしていた姿が印象的でした。 昼食時にはDP不在の中、高校生にフューチャーシナリオとペルソナを1つずつ選んでもらいましたが、どのグループも議論を行い無事選ぶことが出来ていま

          【2024 TISP Day2 】

          【2024 TISP Day1 】

          本日は、宮崎県に赴き、オフラインで高校生と大学生が顔を合わせるというとてもワクワクする1日となりました! 最初は緊張もあったと思いますが、アイスブレイクやチーム内のコミュニケーションを通じて、徐々に打ち解けていったと感じています。 私は飛行機の都合で昼食時にチームに合流しましたが、その時には高校生同士、国籍関係なく、笑顔でコミュニケーションをとっていた姿がとても印象的でした! 趣味について話し合っていたり、日本の文化について英語で説明していたりとお互いに対する理解を深めるこ

          【2024 TISP Day1 】

          【2024 TISP Day0 】

          今日は、初めて高校生との顔合わせをしました! アイスブレイクの中ではslackを使って、親しんでもらいました。コメントにリアクションをする際、スティッカーを使うのですが、「ビーバー」のスティッカーを探し出してくれた高校生がいてとてもかわいかったです. チーム名決めや会話を進める際に、口頭だけでなくslackも同時に用いて進めることで、スティッカーで多数決を取ったり、ある程度議論のテーマや型をDPで決めて、その中で意見を出してもらえたりができたので、短い時間の中で進行をする

          【2024 TISP Day0 】

          【2024WS4振り返り】学生ワークショップ参加レポート

          6月25日, WS4の振り返り会です. まずは「WS4での学び」, 「チームで発生した困難や障壁とその原因・理由」,そして「次のワークショップで心がけること」の3点について各チームにて振り返りました. 私が所属するチームでは次のようなリフレクションが得られました. WS4での学び ・プロトタイプを作る事でそれぞれの頭の中にあったイメージを具現化出来て, 相互に認識の齟齬を減らす事が可能となる. ・WS4では時間配分が厳密に決められていたり, カードが与えられた上でそれに紐

          【2024WS4振り返り】学生ワークショップ参加レポート

          【2024WS4DAY2】

          DAY2ではデザインシンキングのうち主にプロトタイピングとテスト検証を行いました。初めに、ウォーミングアップとしてそれぞれがお題に合わせて人間拡張できるプロダクトのプロトタイプ作成を行いました。私は「目・視覚」を拡張するために、紙と針金で右目で後ろを見ることができるデバイスを作りました。 みんなで童心に帰って工作をするのは面白かったと同時に、アイデアを簡単な形にする重要性を学びました。 ウォーミングアップ終了後は、各チームで先週考えた2つのアイデアから1つを選び、プロトタイ

          【2024WS4DAY1】

           第4回ワークショップが始まりました。  ワークショップ4は東京大学DLXデザインラボの方々がファシリテーターとなり、東京大学駒場キャンパスで開催されました。今回は各グループに与えられた家電をもとに、ディスラプティブなイノベーションとなるアイディアを考えるという課題で、初日はドローイングという手法で考えをを絵に起こしていく作業を行いました。  短い時間で強制的にアイディアを出していく作業は、普段の論理立てて考えるワークショップとは違い、とても斬新な取り組みとなりました。最

          【2024WS4DAY1】

          【2024WS3振り返り】学生ワークショップ参加レポート

          WS3の振り返り会をしました。 ① WS3に関して得た学び・発見など ② チームでの振り返り、良かったところ・より良くできたところ ③ WS3を通して「自分自身」が、次のワークショップや活動に活かしてみたいこと の3つのテーマで振り返りました。 今回は、未来のインフラに関することを考えたということもあり、私たちの班ではよく抽象度の高いことを議論することが多く、よく認識のすり合わせをしたり、疑問に思ったことなどをよく質問したりする場面がありました。その議論は長く続き、アイデア

          【2024WS3振り返り】学生ワークショップ参加レポート

          【2024WS3DAY4】学生ワークショップ参加レポート

          日立製作所とのワークショップも最終日を迎えました。ワークショップのテーマは「2040年地方都市における、インフラサービスのデザイン」。 これまで社会を動かすきざしを起点にして、時系列に未来の可能性を投影し、探索してきました。最終日は、日立製作所 中央研究所を舞台に、予見される未来において求められるサービスやシステムのプロトタイピングを行いました。 議論の雲行きは怪しい。何かつかみどころのない未来を、つかみどころのないインフラデザインによって表現する必要があります。 限ら

          【2024WS3DAY4】学生ワークショップ参加レポート

          【2024WS3DAY3】学生ワークショップ参加レポート

          DAY3の到達目標は、前回のWSを踏まえ「社会の変化」と「生活者の変化」を言語化し、設定したリサーチクエスチョンに対する「仮の答え」として未来の社会像を明文化することでした。また、前回同様、事前課題としてPESTカードの追加作成がありました。 しかし、今回はとにかく量を増やすのではなく、Day2で各チームが決めた未来の方向性を補強する観点で追加することに重点が置かれていました。 DAY3では、前回の議論の振り返りからスタートしました。1週間も間が開くと忘れてしまっている部

          【2024WS3DAY3】学生ワークショップ参加レポート

          【2024WS3DAY2】学生ワークショップ参加レポート

          DAY2ではDAY1で各チームが定めた「2040年における○○はどうなっている?」というリサーチテーマを元に、PESTカードを作成するというのが事前課題でした。 PESTカードとは、Politics・Economics・Society・Technologyの頭文字を取ったもので、政治・経済・社会・技術の4分野での未来における変化を参考資料を用いて分析するものです。 DAY2では、まず事前に各自が提出したPESTカードをもとに地方都市の未来について議論しました。そしてPES

          【2024WS3DAY2】学生ワークショップ参加レポート

          【2024WS3DAY1】学生ワークショップ参加レポート

          今回のワークショップは、日立製作所の研究開発グループ・デザインセンタの方にファシリテーションしていただきました。 テーマは「2040年の地方都市におけるインフラサービスをデザインする」です。私たちの未来の生活は、輝かしいだけではありません。技術の発展による明るい未来が想像される一方で、かつてない人口減少という避けられない問題があります。 高度成長期に人口増加を前提として整備されたインフラは、人口が減少していく未来では、今までとは異なる管理が必要です。今回は、人口減少が進む

          【2024WS3DAY1】学生ワークショップ参加レポート