【i.schoolから通年生/修了生への3つの質問!】2022年度通年生_林さん

イノベーション教育プログラムのi.schoolではどんな学生がどんな思いで学んでいるのでしょうか?i.schoolの通年プログラムに実際に参加してきた通年生・修了生の声を、3つの質問に答えてもらう形でお届けします!今回は、2022年度の通年生として活躍されている林亜流斗さんに、i.schoolの様子について紹介してもらいました!

目次
質問1:i.schoolに応募しようと思った、入ろうと思ったきっかけは何ですか?
質問2:i.schoolでどんなことをしたかったのですか?もしくはこれからやってみたいことはありますか?
質問3:実際にi.schoolに入ってみて、どうでしたか?
最後に一言!


自己紹介
林亜琉斗/ Aruto Hayashi
2022年度 i.school通年プログラム通年生
武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科4年


質問1:i.schoolに応募しようと思った、入ろうと思ったきっかけは何ですか?


私がi.schoolに応募しようと思ったのは3回生を終えるタイミングで抱えていた自身のデザインプロセスに対する不安がきっかけでした。

私は武蔵野美術大学に2019年に新設したクリエイティブイノベーション学科に一期生として入学しました。入学当時はモノ・ことのコンセプトを考えデザインするということにとても楽しさを感じていましたが、4回生に進級する頃には自分のアウトプットに対して「このデザインは本当にニーズを捉えたクリエイティブなものなのか」という不安を感じるようになっていました。そんな時にi.schoolの通年プログラムに出会いました。

しかし実際にはすぐに参加を決めたわけではなく、これまで自分がしてきた思考プロセスを全てひっくり返すことへの葛藤がありました。それでも未来を洞察し着実に思考を重ねることで発想するi.schoolの手法と自分の思考プロセスの化学反応を見てみたいと思い参加を決意しました。


質問2:i.schoolでどんなことをしたかったのですか?もしくはこれからやってみたいことはありますか?


「本当に良いクリエイティブなアイデアは最初多くの反対を受けるかもしれない。」

これはi.schoolの堀井先生がしばしば口にする言葉です。私がi.schoolで探したかったことはまさにこの言葉が示すように、アイデアのクリエイティブさと世のニーズのバランスを取り、反対されても自分がアイデアを信じて突き通せる愛と自信だと思います。

「いかに面白く革新的なものを作るか」だけでなく、i.schoolでは様々なアイデア発想手法とリアルな未来洞察を通して革新的で時には反対を受けるアイデアに挑戦しています。私は実際にその挑戦するメンバーと交流し対話を繰り返す中で、自身が今後信じ続けられるデザインプロセスを確立することを期待していました


WS中の様子

質問3:実際にi.schoolに入ってみて、どうでしたか?

主観的な話にはなりますが、私がi.schoolに一年間関わってみて最も感じた魅力は一人一人が破壊的イノベーション人材であるこの素晴らしいコミュニティです。

i.schoolではワークショップごとに毎回異なるメンバーとともに議論をすることができ、その度にチームメイトが持つ新たなデザイン思考に触れることができます。そのため議論の場では多様な考えが混ざり合い、各々が真剣にぶつかり合いながら互いを理解しイノベーション創出に本気になる経験をすることができました。

また、i.schoolが主催するTokyo Innovation Summer Program 通称TISPと呼ばれるプログラムでは高校生とイノベーション創出の議論を共にし、彼らのファシリテーションをしたこともいい経験となりました。

通年プログラムで経験したアイデア発想手法を用いて高校生の議論を進める中で、その手法において通年プログラムの最中では気づけなかった部分を俯瞰的に理解し議論を進める経験をし、結果的に自分がさらに体得することができました。

目標として先述したようなデザインプロセスの確立はまだまだ道の途中ですが、i.schoolで得た経験と自分の強みあるいは自分らしさを掛け合わせ次のステップへ踏み出すきっかけを確実に得られた一年間だったと思います。


最後に一言!

記事をここまでお読みいただきありがとうございます!もしこの記事やその他の記事から興味あるいは面白いと感じて頂けたのならこの素晴らしいコミュニティに飛び込むことをお薦め致します。2023年度皆様とお会いできる事楽しみにしております。

i.schoolとは

i.schoolは、東京大学 社会基盤学専攻教授・堀井秀之が2009年に始めたイノベーション教育プログラムです。社会の価値観を塗り替えるイノベーションを本気で起こしたいと考える学生が、アイディア創出法を体系的に学びます。単位も学位も出ませんが、毎年優秀な学生が幅広く集まっています。修了生は200名以上にのぼります。



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