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S50年代夏の救世主

近所のドラッグストア。
アイスが飛ぶように売れている模様。
確かに税別98円で、しかも3つ買えば278円!!
…ならば、まとめ買いしよう!というのが庶民の人情といもので、午前中の早い時間を逃して、うっかり午後に行こうものなら、冷凍庫はほぼカラである。
しかし、「税別98円で幸せになれる幸せ」というタイトルで記事を書こうと思ったら…ふと、思い出した。

昭和の小学生、夏休みの救世主のことを。

…今アラウンド50and60の皆様、憶えていますか?
駄菓子屋の比較的店先に近い場所に陣取っていた、アイスクリームBOXの中で冷えていた、そう…。
「50円(税なし)で買えたアイス」のことを…!!  

顔ぶれは、ほぼ氷菓かラクトアイスで、当時の100円アイスに比べて1.5割くらい小さかったけれど…夏の学校のプール帰りや図書館帰り、予告もなく友人の家に行き、遊んで帰る夕方に、溶けるのを気にしながら、ちみちみ大事に齧った、あの「庶民の子供の救世主」を…。

と、ノスタルジーに浸っていたら脳内の私が、
「赤城製菓のガ〇ガリ君や、ブ〇ックチョコバーは、ギリ48円で買えるよ?」というツッコミを入れてきた。
しかし、コンビニでは、あれらは68円なのだよ?明智君…。
昭和が良かったなんて口が裂けても言えないし、言わない、辛い想い出もあるし、皆それを通り過ぎて来た。
でも、ふと…甦る夏の微睡みのような記憶もあるし、あってもいいと思うのだ。

という訳で、今日、我が敬愛する中島らも氏の命日に、彼が昭和時代に書いたエッセイを開いてみようと思う。

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