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東北視察で感じたこと その2〜気仙沼で感じた津波災害からの復興の難しさ〜

東日本大震災が発生した2011年3月11日。この日は忘れもしません。
九州は特に大きな被害はありませんでしたが、翌12日は待ちに待った九州新幹線全線開業の日。予定されていた様々な式典やイベントはほとんどが中止や延期となりました。当時、九州新幹線全線開業を見据え天草に開業効果をもたらすために人生をかけて参入したJR三角線と接続運航の定期航路「天草宝島ライン」は大赤字の運営で会社の経営状態も厳しい状況。九州新幹線は起爆剤であり、大いに期待している中での大震災発生にひどく落胆したことを覚えています。その後、同年10月に特急「A列車で行こう」の運行開始で乗客数が激増し業績はV字回復で何とか経営を立て直すことができました。

東北の被災地を自身の目で見たいと思いつつも事業の忙しさ、2015年の熊本地震や2020年の豪雨災害などもあり結局震災発生から11年を経てようやく訪問が実現しました。結果論ではありますが今のタイミングで良かったと思います。なぜなら熊本地震で巨大地震を経験して、熊本豪雨で水害を経験したからこそ地震と津波災害をより深く理解できるからです。そのような気持ちで訪問したのですが実際はまだまだ考えが甘かったと痛感した気仙沼訪問となりました。


気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館で受けた衝撃

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