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両親に面と向かって「ありがとう」が言えた話

この週末は、初孫の小学校最後の運動会だからと、両親が埼玉から岡山へ遊びに来ていた。運動会の予定日は一週間前から雨の予報だったが、当日は11時頃から急に晴れ間が出るなど、とにかく幸運に恵まれて無事に観覧することが出来たのだった。

両親は、孫たちと思い思いに遊び、また私や主人とはお酒を酌み交わして昔話に花を咲かせた。

過去に何度か両親と会った時のことは記事にしたが、今回は両親への批判ではなく、良かった話。とにかく両親が穏やかで、まるで久々に会った友だちと過ごしているような感覚だった。元氣で会えて良かった。今回は心からそう思うことが出来たのだった。


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そう感じられたのはおそらく、ご先祖さまに感謝する習慣がついたせいだろう。絵本作家の、のぶみさんが「ご先祖さまに感謝するようになってから運が良くなったのでやってみて!」と常々言っておられるので、ものは試しとやり始めて、はや数ヶ月。はっきりと、それと分かる出来事はないものの、今回、雨の予報だった運動会は晴天に恵まれたし、両親と楽しく過ごすことが出来たのはご先祖さまのおかげかなと思っている。


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母親からげんこつを食らわされたり、大声で怒られたりした記憶が強く残る幼少期。大人になってからも親の顔色を窺っていた私だが、いろいろなことを経て(詳細は過去記事を参照ください)ようやく、両親に感謝の言葉を伝えることが出来るまでになった。


我が強くて頑固な両親だから、私が何か言ってもきっと受け容れてもらえないと思っていたけれど、それは幼少期の記憶を引きずっているだけだったのかもしれない。直接会ったときに何度も自分の考えを伝え、自分の暮らしぶりを見せつづければちゃんと対等な立場で話が出来る日が訪れる。


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親のことが絶対に赦せない、と思っている人もいると思う。仕返ししなければ氣が済まないという人もいるかもしれない。だけど、今自分がここにいるのは間違いなく両親がいるからで、それについては感謝してもいいんじゃないか、と思う。


「おじいちゃんおばあちゃんも自分たちも、何度も死にかけたことがあった。だけど、奇跡的に生き残ったおかげで命が繋がっている」


今回、特に印象に残った父親の言葉である。

生かされている間は両親に親孝行が出来るよう、日々感謝を忘れずに生きていきたい。


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