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自己対話④ 「役に立たなければ価値はない」と思い込んでいたことに気づく

この頃はもっぱら自己洞察(と、小説を書くための下調べ)に時間を割いているいろうたです。

さて、  と自己対話を続けてきた私ですが、深掘りして行くにつれ、これまでバラバラだったパズルのピースがカチッとハマるような体験をいくつかしました。この体験が、あなたのお役に立つかもしれないとの思いから、記事にまとめてみたいと思います。

私たちは「役に立つ人間であれ」と教え込まれてきた

何を当たり前のことを、と思われたかもしれません。ですが、この「役に立て」と言う言葉を私はずっと「役に立たなければおまえに価値はないんだぞ」と解釈してきました。

こと、私は無意識のうちに「役立たずになることへの恐怖」を抱いていたように思います。ちなみに、ここでいう「役に立つ」とは、社会的地位を得ること、金銭を得る職に就いていることと同義で、母として無償で子どもを育てることは含まれません……。

これは私の親の教育のせいだと思っていますが「働かざる者食うべからず」は我が家でのスローガンみたいなもので、親は真面目に「高校を出たら働くもの」と思っていたようです。さすがにそれは担任の先生に説得されて諦めたようですが、そんな経緯もあって、私の中では「役に立つ」=「収入を得ること」になったのだと思います。

それでなくても、私たちは集団生活を営むようになってからというもの、役に立つことで生きながらえてきた歴史があります(役に立たない人間は、集団の足を引っ張るので排除された)。つまり、役に立とうとすることは、本能的なことでもあり、親より前の世代にとってはそれが自然な考えだった可能性があります。だとするなら、親の発言にも一応は納得できます。

理想を高く持ちすぎていた

「役に立たねば」という意識はやがて、「完璧でなければ」「こうであるべき」といった高い理想像を抱く結果を招きます。しかし、実際には思い描いたとおりになるはずもなく、そのギャップに長らく苦しむことになるのです。

「完璧な母」
「フルタイムでバリバリ稼ぐ女性」
「家庭的な妻」

このすべてを満たす女性になれたら、確かに格好いいなあ、と思います。でも、人生を振り返ったとき、あるいはふと一人になったとき、どこか自分をないがしろにしているような生き方をしていると感じたなら、それは真の意味で幸せな生き方とは言えないのかもしれません。

日々を大切に生きることこそが幸せの一歩

私たちの人生は毎秒毎秒の積み重ね。つまりは日々の暮らしがあってこその人生なのです。どんなに社会的に役に立つ人であっても、自分をいたわらず、食事も流し込むように摂っているとしたら……? 周りからは重宝されても、あなた自身はあっという間にすり減り、心身共に病んでしまうかもしれません。

脳科学者の中野信子氏は「努力不要論」の中で「役に立つことしかしない人は家畜と同じ」と断言しています(これには、企業の歯車として一生過ごすのですか? という意味合いが込められています)。

いわれてみれば、私が上述した理想の女性像は、女性自身がそれを望んでいるというより、社会的に押しつけられたイメージであるかのようにも感じます。優秀な母になって立派な子を育てよ、女性もバリバリ働いて生産性向上に寄与せよ……、のように聞こえなくもない。中野氏はその辺りも指摘しているのかもしれません。

それよりも、教養や遊び、アートを日常に取り入れることで脳が活性化するし、長生きできると述べています。

また加藤諦三氏も、「『自分の働き方』に気づく心理学」のなかで、「日常を大事にしよう」と言っています。日常とは、現実のこと。食事をきちんと摂る・楽しむ、部屋を片付ける、といったことに満足感が得られていれば、何も完璧・理想を求める必要はないのだ、と。

目の前の幸せに気づいて大切にするか、理想を追い続けるかは人それぞれ。しかし、どちらか一方しか人は選べないようにできている、という加藤氏の言葉には、私が実は、内心で欲張っていたことを思い知らされます。

自分をいたわる・癒やす

私は、自分が誰かの、果ては社会全体の役に立つことで、自分の至らなさを埋めたいと思っていたことに気づきました。劣等意識が、それによってなくなると。

しかし、人の意見に流されっぱなし、親からの愛に飢えっぱなしの私にとっては、それ以前に、自分の声をしっかり聞き、いたわることが優先だったようです。

まずは内側を癒やす。自分で、自分を大事にする。ここから始めなければ、外にエネルギーを向けることは出来ません。

他者貢献の前に、自己貢献感、なのです。コントロールできるのは自分のことだけ。だったら最低でも、自分には貢献するという姿勢を持つことが大事なのですね。

ここから始める

私は、特別突出した能力や学歴も持たずにここまで来てしまいました。しかし、「あのときもっと何かしていれば……」と後悔しても時間は戻りません。

だったらどうする?

もう、開き直って「今、ここからやり直す」という気持ちを持って新しいことに取り組むしかないな……。今更ながらにそう思います。

あれ?
これって私がいつも小説のキャラに言わせてることでは……?(;゚〇゚)
↑ 私はすぐに忘れてしまいます……。

私が生み出す小説のキャラクターはいつでも、私自身をも励ましてくれていますこんな風に、時々、忘れていても思い出させてくれるのですね。有り難いことです。(この話は別の機会にしたいな、と思っております)。

以上、いろいろ熱く語ってきましたが、結局のところ、『ありのまま』の自分を素直に認めましょう、と言うことが分かったのでした。ここまで、文字を書くことしかしてこなかった私には、文字を書くという能力しかない。その上で、どうするか? 何か新しいことを取り入れるかどうか、を選択していくしかないのです(「文字を書くこと」の部分には、ぜひ、あなたの取り柄を入れて考えてみてくださいね(^O^))。

そして、周りの声に惑わされず、他者の役に立とうとするまえに、まずは自分の役に立つことを考えよう、話はそこから! と自分に言い聞かせようと思っています。

追記:
今こうして生きていることが、自分にとって最大の『お役立ち』なのだと気づきました!
今日まで頑張って生きてきた自分自身に、感謝! ありがとう!


もし、あなたの気づきや感想があれば、ぜひコメントしていってくださいね(^O^)

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いろうた@「今、ここを生きる」を描く小説家
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