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140字小説【目が離せない】

広場で遊んでいた子どもたち。私がほんの一瞬目を離した隙に消えていた。見渡す限り人の気配はない。旅行中、車内で暴れる子ども達を見兼ねた私は、よりによって神隠しの噂のある廃村で車を駐めてしまった。日も暮れ焦った私は助けを呼ぶため車に戻ると、遊び疲れた子ども達が座席でスヤスヤ寝ていた…

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こし・いたお
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