Photo by spinel3 140字小説【私は知っている】 3 こし・いたお 2024年8月31日 07:52 私は暇人だ。いつも公園のベンチの傍らに立ち、ベンチに座る人たちの会話に聞き耳を立てている。もっともそれは悪趣味などではない。私はたまたまそこに居るだけだ。それに私は口が堅い。小鳥や野良猫たちも知っている。ただ、誰一人として気づいていないだろう。銅像の私が盗み聞きしているとは。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップは執筆の励みになります。 チップで応援する #趣味 #140字小説 #銅像 #すぴーさん 3