Photo by koba445 140字小説【見越していた夫】 1 こし・いたお 2024年5月15日 00:10 「夢のあるプレゼントをありがとう」それは私が生前の夫に伝えた最後の言葉。冷え込みの厳しい夜の高原。肩を寄せ合い満月を眺めていた。私と幼い娘を残し旅立った無念は察するに余りある。数年後、生活に困窮する私に富裕層から連絡があった。「あなたの所有する月の土地を私に売ってくれませんか?」 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップは執筆の励みになります。 チップで応援する #140字小説 #140字SS #月の土地 #コバヤシさん 1