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140字小説【天国への階段】

俺は犯罪を重ね法の裁きから逃げ続け生きてきた。この果てしなく続く階段を上れば目的地に辿り着けるらしい。二段飛ばしで駆け上がる笑顔の少年。背中には羽が生えている。穏やかな表情の老人は杖をついているのに足取りは軽やかだ。でも俺は背中の荷物が重すぎて上れない。罪を背負いすぎたようだ…。

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こし・いたお
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