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140字小説【撮っていた…】

僕は高三の春に転校してきた女子と付き合い始めた。彼女の可愛い癖に一目惚れしてしまったのだ。彼女は耳たぶを摘みながら人差し指で鼻先をチョンと押す癖がある。ある日、僕は理由を聞いてみた。「私、忘れっぽいの。だから見たものを残しておいて、いつでも見れるようにしてるの。つまりスクショよ」

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