Photo by t0m0y0 140字小説【間違ってなかった】 6 こし・いたお 2024年8月22日 05:32 私は駆け出した。今しがた道を訪ねてきた青年を追いかけた。教えた道順の誤りに気づいたからだ。青年は覇気がなく目が虚ろだった。そこへきて嘘を教えられたとなれば気の毒だ。すでに青年の姿はなかった。しかし私はあることに気づき、これで良かったと思えた。青年が訪ねたのは自殺の名所だったから。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップは執筆の励みになります。 チップで応援する #創作 #140字小説 #tomoさん 6