Photo by motokids 140字小説【私にも見えた空】 6 こし・いたお 2024年1月27日 00:10 私は空の青さを知らない。これからも知ることはないだろう。日に日に消えたいが加速する私は、空の青から目を背けていた。ある日の雨上がり、私は行く手を阻む広い水溜りで足を止めた。これでは先に進めない。でも水溜りに映った空は輝いて見えた。ここにも空があった。私はなんだか少し嬉しくなった。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップは執筆の励みになります。 チップで応援する #創作 #超短編小説 #140字小説 #もときさん 6