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140字小説【お金をかけるもの】

余命宣告され病床に伏す夫。安くていいものはないと安物買いを認めない。私は高品質じゃなくても使えればいいと思っている。余裕もないのに高級家電を買う意味が分からない。でもある日、私が先祖の墓には骨壺を入れる余裕がないと伝えると「俺の墓は要らないし葬儀にお金をかけないでくれ」と言った。

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