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140字小説【博士の執念】

古民家をリフォームした念願のマイホームが完成した。有頂天になった私はSNSに何枚も写真をアップした。その頃からだ。家鳴りが気になり始めた。「ギシギシ」と、頻繁に音がした。テレビのニュースキャスターが透明化実験に成功した博士が消息を絶ったと伝えている。私のストーカーだった男の名だ…


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こし・いたお
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