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140字小説【迷いの森の魔女】

一人旅をしていた僕は、意地悪な魔女が棲む迷いの森へやってきた。森の入り口で会った若い女は、迷っても道標を頼りに進めば抜け出せると言った。迷った僕は道標を見つけた。道標から道標へ綱渡りするように進んだ僕は、最初の道標に戻ってきた。そこで僕は気づいた。入り口で会ったのは魔女だったと。

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こし・いたお
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