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140字小説【箱の中の繊細な彼女】

彼女と同棲して半年。朝から些細なことで喧嘩になった。「出ていけ!」口走る心無い言葉。仕事の休憩中に一通のメッセージが届いた。「出ていきます」僕は内心穏やかではなかった。終業と同時に会社を飛び出しアパートへ。部屋には(割れもの注意)のシールが貼られた大きな段ボール。中から音がする…

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