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精神障害者保健福祉手帳2級の認定をうけた話
こんにちは、イロミヤです。
寒波が過ぎ去り、少し暖かくなりましたが、毎年だいたい3月くらいに一度「まだ冬だよ~^^;」と気候が暴れるので油断せずに過ごしたいですね。
みなさん、体調は崩していませんか? 豪雪地帯にお住まいの方は、雪かきや雪下ろし、本当にお疲れさまです。
さて——。
精神障害者保健福祉手帳の給付
私は双極性障害を患っており、合わせてADHD・ASDも抱えています。この特性とは長く付き合っていくことになるはずなので、利用できる制度はすべて利用して、少しでも生きやすくしたいと考えています。
そこで、先日の記事でも触れましたが、精神障害者保健福祉手帳を申請し、無事に2級の認定を受けました。
令和6年の12月上旬に申請。翌、令和7年の1月下旬に発行されたので、約1ヶ月半審査にかかりました。年末年始を挟むので2ヶ月ほどかかるかも、と役所の担当者からは言われていたので、思ったより早くて驚きました。
最近、別の県に住むネット友達も手帳に申し込んだそうなのですが、彼の地域では発行まで3ヶ月かかると言われたそうです。審査期間には地域差があるようなので、ご注意ください。
手帳を使ってみた:病院編
手帳と同時に自立支援医療も申請を行い、受理されました。
医療費の自己負担額が3割から1割に軽減される
所得に応じて医療費の月額上限が決まる
という制度です。
この制度で嬉しいのは「申請日」にさかのぼって制度が適用されるところです。
例えば私の場合、自立支援用の手帳を受け取ったのは1月末ですが、申請したのは前年12月上旬です。自立支援手帳をかかりつけのメンタルクリニックや薬局に提出することで、12月上旬~1月末までの医療費が見直され、返金手続きをしてもらえました。
また、医療費の上限が決まったことで、高額な薬を使う治療のハードルも下がりました。こちらは後日、別のnote記事でまとめますね。
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実際に手帳を使ってみた:旅行編
実際に手帳を使って、近畿にある実家まで行ってみました。
バス・地下鉄
私の住んでいる市では、市内のバス・地下鉄を無料で利用できるようになりました。手帳と一緒に市内で使える、特殊なICカードを受け取る形です。
新幹線駅まで公共交通機関を無料で乗り継げるのは、かなりありがたいです。
新幹線
みどりの窓口で切符を購入する場合に限り、手帳の提示で乗車券が半額になります。特急券は割引対象外です。
長距離移動の費用を抑えられることで、遠征するハードルがぐっと下がりました。
カラオケ
地元の友人と「ジャンカラ」に行った際、障害者手帳による割引についての張り紙があったので調べてみました。
すると、
各種障がい者手帳のご提示でシニア料金と同価格にてご利用いただけます。
障がい者手帳をお持ちの方1名につき、介助者2名まで同料金でご利用可能です。
割引適用となる障がい者手帳は以下の通りです。
・身体障害者手帳
・療育手帳
・精神障害者保健福祉手帳
・被爆者健康手帳
・障がい者手帳アプリ「ミライロ ID」
と書かれていました。これによって、手帳を申請した県以外のカラオケ店でも割引適用がなされました。
チェーン店ごとに対応は異なる場合があるので、事前に確認してから向かうことをオススメします。
これから試してみたいこと
映画館
TOHOシネマズでは、障害者手帳の提示で1本1,000円で映画が観られるようです。
ここ半年ほど映画館で映画を見ていないのですが「映画にはエンタメの要素がすべて詰まっている」と聞いたことがあります。これを機に映画館に定期的に通い、創作活動のインスピレーションを得たいと考えています!
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おわりに
正直、最初は「障害者」と認識されることに強い抵抗感がありました。自尊心が高く、弱い自分を認めることができなかったからです。
ですが、近年では精神疾患への理解が進み、単なる甘えではなく脳の病気であることが広く知られるようになりました。そのおかげで、自分を労って楽に生きる選択肢が生まれたように思います。
手帳があるからといって依存するわけではありませんが、一般的な労働が苦手な分、制度を活用しながら自分に合った働き方を模索して、適職に就けるまで歩み続けます。
以上、イロミヤでした!