奈良県立美術館へ: エドワード・ゴーリーを巡る旅
週末は久しぶりに奈良へ。
と言っても今回はお散歩ではなく
奈良県立美術館が目的地。
お目当てはこちら、
エドワード・ゴーリーといえば、
『絵本』というジャンルにもかかわらず、
子供向けではない残酷なストーリーと、
独特な世界観を持つ繊細で緻密な美しい絵。
そんなイメージです。
実は絵本以外にも、テレビのアニメーションや
ブロードウェイの舞台「ドラキュラ」の
衣装デザインなどを手掛け、ドラキュラでは
衣装デザインでトニー賞を受賞しています。
わたしはエドワード・ゴーリーと言えば
超愛猫家というイメージがとっても強いです。
というのも、猫と写っている写真が
なんだかものすごく素敵で、強く印象に残っているんです。
実は奈良県立美術館へ行くのは初めてで
とっても楽しみにしていました。
近鉄奈良駅に着くとものすごい人人人で
3連休すさまじい…!と思いつつ、
駅を出て公園やならまち方面ではなく
美術館方面へ歩いて行くとぐんと人は減りました。
いつもは滅多に来ない方角だったので、
カフェやお店をチラ見しつつゆっくり歩いて
よそ見していたら曲がるところ間違え笑
少し遠回りしてしまいましたが…見えてきました。
中へ入ると
ちなみにこのパネルになっている
「不幸な子供」という1冊には、
少しおもしろいエピソードがありました。
背景の描き込みに心血を注ぎすぎ、
疲れて嫌になり、なんと途中で5年間も制作を放棄したそう笑
でも実際の絵を見ればわかります、
これだけ細かい模様を描き続けていれば
どれだけ消耗し疲弊するか…と。
※ちなみに展示品は全て写真撮影不可です。
今わたしの手元にあるエドワードゴーリーの
絵本はこの2冊だけなのですが、
特に有名な1冊でもある、
「ギャシュリークラムのちびっ子たち」
A〜Zまでの頭文字を名前にもつ子供たちが
ABCの唄のような軽快なテンポで、
続々と不幸に見舞われ死に至る、いうお話。
もうひとつ手元にある
「音叉(おんさ)」は、
わたしのお気に入りのひとつです。
みなから"鼻つまみ者"として扱われる
シオーダという少女が海へ身を投げ
深い深い海の底へ沈んだら、
そこへ現れたのは大きな怪物。
ところがその怪物には邪気がありませんでした。
シオーダが自分の身の上を一生懸命話すと、
怪物はそのむごい身の上に驚愕するのです。
そうすると、そのあと…
そんな、お話。
そしてお話だけではなく、表紙や、
その1ページ1ページに描かれる
とてつもなく繊細な絵に魅了されます。
最後に、わたしが購入したものを紹介します。
展示会の会期は
【2024年9月14日(土)~11月10日(日)】
まだまだ間に合います。
気になった方はぜひぜひ、
奈良県立美術館へ足を運んでみてくださいね。
芸術の秋、古都奈良で楽しんでみませんか。
それではこの辺で。
今日も1日おつかれさまでした。
最後まで読んでくださってありがとう。
また気が向いたら、来てくださいね。