ここで過ごした時間を、振り返りたくない記憶にはしないで。
お久しぶりの投稿となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言がまた発出されましたね。感染拡大、ウィルスの変異種、ワクチンの接種開始、現実に理解が追いつかない状況が続きそうですが、皆様が健康で今日という日を過ごされていることを心から祈っております。
最近は特にハードな日々が続いており、心身ともに疲弊しています。人間は何よりも怖いもので、私欲のみで動く人間の恐ろしさを再認識する出来事がありました。そういう人間にまんまと食い物にされてしまった自分が情けなく、自己卑下の日々です。
そういった事情で、私はその職場に居ることが耐えられなくなり、予定より退職日を早めることにしました。
私は、ありがたいことに会社の経営者にとても可愛がってもらっていましたので、直属の上司に相談するより先に、先生(私はいつも先生と呼んでいます)に退職の意向を伝えました。
先生は、人が決めたことは尊重する方ですので、私が辞めることも引き留めたり御託を並べることは決してしません。ただ、先生から言われたことは
「あなたが人生を振り返った時に、ここにいた時間を無かったことにしたい、と思ってほしくない。そういう記憶はあなたを不透明にさせるから」
「自分はよく頑張った、ここにいてよかった」と自分を労ってあげてね
私は涙しながらその言葉を受け止めるしかありませんでした。
本当はもっと先生のおそばで仕事をして、貢献したかった。
この組織がより良いものになれるように、微力ながらでも自分でもできることがあれば、とその思いだけで仕事をしていました。
でも、私は別の道を選びました。
確かに、裏切られたり人間の嫌な部分を見たり、決していい時間では無かったかもしれません。ですが、それらはすでに過去のことであり、その過去をどう解釈するかは私が決めることです。
先生の言葉を胸にあともう少し、今まで頑張ってきた自分を労いながら、新しい節目に向けて一歩ずつ歩んでいきたいです。