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壬氏は悩む。|『薬屋のひとりごと』13巻
出たわよー!
『薬屋のひとりごと』の最新刊が出たわよー!
今回は、ここ数巻と違って特装版はないみたい。
CDアニメ楽しみにしてたのに。
でも、その代わり、コミカライズ2冊も同時発売。
どっぷり『薬屋のひとりごと』三昧だった方も多いんじゃないでしょうか。
更に更に!
TVアニメ化も決定!
ちょっと気になるのは、確定のキャストが悠木碧さんだけだってこと。
櫻井孝宏さんは? 津田健次郎さんは?
櫻井さんは昨今の問題でダメなのか?
声優さんのプライベートなんてどうでも……って言っちゃいけないのかな。
今までの感想はこちら
久しぶりの都は“薬屋”っぽくて楽しい
今回は、短編の詰め合わせみたいになっていましたが。
長らく西都だったので、久しぶりの都が楽しい。
緑青館の面々の近況とか。
今まで、3人のお姉ちゃんの中ではあまり猫猫との絡みが少なかった女華が舞台に上がってきましたね。
「これって女華小姐の母の形見じゃなかったっけ?」
「まあね」
割れた翡翠の牌を出して、猫猫の前に置く。
「でた、ご落胤の証」
白鈴が茶目っ気たっぷりの口調で言うのは、女華のご落胤事業を知っているからだ。
これが、殺された王芳という男が欲しがっていたと言うから、気になるところ。
今後の話はこの辺が色々絡んで来るんだろうか。
姚や燕燕も久しぶり。
そして、遅れて帰ってきた! 羅半兄!
西都で羅半兄が書いた日記(※宿に忘れた)は、
後日、日記は農業書として編集されるが、作者不明のままとなる。
中央の連中に散々庭をいじられた庭師たちがささやかな復讐として日記を回し読みしたのだが、偶然どこぞの学者が目を留めてしまった。
その結果である
羅半兄、大きな功績を残しているよ……
相変わらず名前は残ってないけど(笑)
そして、羅半兄、嫁をもらう!と意気込んでいたところへ姚や燕燕と遭遇。
羅半兄は燕燕の言う「理想の旦那さま」に近いのではと思ったが、口に出すことはなかった。
これは! 羅半兄と燕燕にフラグが?!
気になる!ついに西都の功労者、羅半兄が報われるんだろうか。
あと、馬閃が里樹に会いに行ったのも気になる。
阿多の話も良かった。
でも、極めつけは最後よね。
玉葉后にも梨花妃にも壬氏が敵でないことを示さねばなるまい。
腹の焼き印だけでは足りない。もっとはっきりと、公式に示さねばならない。
壬氏、悩む。
大いに悩む。
しかし、ここから先は国を揺るがす大事だ。
今回はそれぞれの近況が面白い短編集でもありましたが、次巻への伏線もたっぷり含まれた1冊でした。
えー、これでまた続きは1年後?
待ちきれないなぁ。
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