ケンカップル好きにはたまらなかった|ドラマ『恋する美食の宮廷記』
まず大前提として。
私はほぼ、ドラマというものを見ません。
基本、コメディが好きなんだけど、あまり出会わないんだよね。
だから、何が言いたいかと言うと。
私が面白かったと思っても、ドラマを見慣れてる人には「あー、あのパターンのやつね」とか「このパターンなら○○の方が良かったね」ってのがあると思うのね。
実際、『チャングムの誓い』に似てるって話もあるらしいですしね、このドラマ。
ともあれ。
物語は主人公の凌小小が、宮廷料理人を目指して、勤めていた料理店を辞めて出発するところから始まる。
女性が料理人になることは出来ない世の中。
しかし、腕に自信がある凌小小は宮廷料理人の試験を受けた。
そして、無事に合格。
だが、彼女が行くように指示されたのは、皇帝の食事を作る御膳房ではなく、皇太子専用の珍饈房だった。
皇太子は味にうるさく、既に何人もの料理人を解雇していた。
凌小小は、皇太子が求めている味は何か、と思考を巡らせる。
凌小小は皇太子を満足させる食事を作ることが出来るのか――?
完結済のDisney+配信作品
原題 珍饈記
演出 国浩
脚本:七月務 他
配信 Disney+
全17話 完結
凌小小:何瑞賢
皇太子:王星越
ストレスフリーで見れるラブストーリー
料理には自身があって、そこに関しては妥協しない凌小小と、プライドが高く素直じゃないんだけど、どこか可愛い皇太子のラブストーリーがとにかく楽しかったです。
自分のやりたいことに邁進する凌小小に惹かれて、応援したくて、皇太子が用もないのに珍饈房をウロウロしたりとか(笑)。
気の強い二人なので、何かとぶつかって、それぞれ後悔したりとか。
多分、ストーリーを小難しくする要因をほぼ排除したので、純粋にラブストーリーを楽しめる構造になっていたかと思います。
最初は凌小小と敵対する勢力になるのかと思っていた明媚、喜燕、春蝉の三人衆もすぐに仲良くなってるし。
特に、明媚は後半、とても良い人でした。
登場回のみ悪役だった皇太子の弟、晋王も江と一緒のとこは面白かったな。
江も最初は皇太子の婚約者候補として来ていたけど、表裏のギャップが面白かったし。
強いて残念な点を上げるとすれば、この作品はエンディングが2つ用意されていること。
良くても悪くても、どっちかにして欲しかった。
ストレートに完結するのは16話途中です。
16話の後半は違う結末になってる。
ついでに17話は違うバージョンの結末。
最後だけはなぁ。
ディズニーの見えない力でも働いたんだろうか。
とはいえ、久しぶりにドラマを楽しめました!